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現状変更を志向する動き(2017/4/24)

今月に入り、国際情勢が揺れに揺れている。その最たるものが、北朝鮮情勢の緊迫化だが、先週にはトルコで大統領の権限を大幅に強化する憲法改正案について国民投票が行われ、賛成派が勝利したと報じられている。これにより、エルドアン大統領の「ワンマン体制」が確立し、まだまだ不安定な中東において、トルコは今後、現状変更に向けた独自の行動を取るのでは、との見方も出ており、予断を許さない。
 
さらには、イギリスのメイ首相が下院の解散を突如表明、6月に総選挙が行われる見通しとなった。EU単一市場から完全に離脱を図る「強硬離脱」のためには、議会での足固めが必要と解散理由を説明しており、現状変更にまい進する考えを示している。今年は元々、フランス、ドイツなど欧州各国で重要選挙が行われる予定であり、欧州情勢も不透明感を強めている。
 
昨年の米大統領選挙におけるトランプ氏の勝利と、そのことがもたらしている現在の北朝鮮情勢の緊迫化、中国の南シナ海における動向なども含めて、共通キーワードは、これまでの国際秩序からの現状変更を志向する動きの高まりである。
 
現在の国際秩序はそれなりの理由と必要性があって成り立っているのであり、それを無理にでも変更しようという試みは、必然的に「力」を伴うことになる。決して繰り返してはならない歴史があることを、今こそ再確認しておきたい。
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