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第448回スーパーフード販売に注力

藤波孝幸氏

波里 代表取締役副社長兼営業本部長

藤波孝幸氏

ふじなみ・たかゆき

1982年生まれ。2006波里入社、13年専務取締役就任、同年和楽代表取締役社長。15年に金ごま本舗代表取締役社長、同年佐野市学校給食協同組合専務理事。17年波里代表取締役副社長。

栃木県佐野市に本社を置く㈱波里は1947年に事業を開始。今年、70周年を迎える。上新粉などの「お米の粉」を中心に、ごま、きな粉など多数の穀物を取り扱う。和菓子メーカーへの原料供給に加え、新規米粉の取扱も年年拡大させる。「和」のイメージがある同社だが、3年程前からチアシード、金ゴマ、エゴマ、キヌア、アマランサスといったスーパーフードにも注力。現在、50アイテム以上を販売している。
 
スーパーフードの取り組みについて藤波副社長は「当社がやらないでどこがやるという気持ちで始めた」という。同社はお米の粉だけでなく、ゴマやキビ、粟、ヒエも取り扱っており、穀物のスーパーフードを扱う技術があった。中でもチアシードはゴマを扱うノウハウが活用でき、同社がゴマを仕入れている産地と同じ地域で生産があった。「選別、加工ともにゴマでの経験が活きている」。
 
素材メーカーとしてのスタンスを「消費者のニーズと生産者のニーズをつなぐ役割」とする。「消費者はその時々のトレンドによりニーズが変化する。一方で産地側にも販売価格や生産のし易さなどの要素があり、ニーズがあっても積極的に作りたくないものもある。当社はその時々のニーズがマッチするよう仕事を進める」。
 
同社のチアシードは南米・パラグアイ産。現地の日本人農家が生産したものを使用。現地で品質選別をしてから輸入し、国内でも再選別・殺菌をしている。「産地との関係がしっかりできており、品質にも自信をもって販売している」。50g、150g、500gの袋入り、ボトルタイプ、スティックタイプと消費者の利便性を考え、パッケージタイプも多様だ。
 
チアシードは体内で作ることのできない必須脂肪酸を含み、ミネラルや鉄も豊富な食材。大さじ1杯で食物繊維2・3gを摂ることもできる。ヨーグルトに混ぜる、スムージーにする、スープに加える、ドレッシングにあえると食べ方の範囲も広い。
 
この春夏新商品では「金すりごまwithチアシード」や、「もち麦きなこwithアマランサス&玄米」、「黒ごま黒きなこwithチアシード&ココナッツシュガー」、「青汁きなこwithブロッコリースプラウト」、「もち麦」といった「和」の食材とスーパーフードを組み合わせた商品を投入する。サラダへのトッピングや、牛乳に混ぜて飲むなど、用途が分かりやすい商品設計だ。日本人に馴染みのある食材と組み合わせることで、トライアル需要の開拓も狙う。
 
「メジャークロップでなく、オンリーワンの生産物を作りたい生産者もいる。チアシードはまだまだマイナーで、ある意味ではギャンブルクロップトもいえる。しかし、日本でどのように食べられているか話すと、本当に生産者の方が嬉しそうな顔を見せてくれる。当社スタッフもそこにやりがいを感じている。世界的にも健康志向が強まり、医食同源という考え方が広がっている。そこを預かるメーカーとして、取り扱っている商品はよりブラッシュアップしていかなければならない」。
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