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【調味料特集】

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【調味料特集】 (9/11)

◎低カロリーやリコピンなど登場、ソースでは初の機能性表示食品
◎さらに進む鍋つゆの個食化・軽量化
 
1~7月の調味料の家計消費支出は金額ベースでほほ前年並みとなった。国民の健康に対する関心は強く、調味料分野でも減塩・低塩を謳う調味料の新製品が目立つ。他にも、低カロリー、リコピン、野菜摂取などをキーワードとした商品が多くの分野でも登場した。ソースでは初の機能性表示食品も登場した。また鍋つゆの個食化・軽量化はさらに進んだ。各社の今秋の主な新商品を紹介する。
 
今年上期の家庭用調味料の消費動向を総務省の家計消費支出からみる。
 
全国1世帯あたりの調味料の上半期(1~6月)支出金額は1万8677円で前年同期比0.3%減(1~7月では前年並み)。半年スパンで見ると、2014年上期から増加に転じ、6期連続の増加となったが、今上期で減少に転じた。
 
家計消費は税込み価格の調査なので、14年4月に消費増税が実施されたことで、その後1年間は「消費税太り」がある。消費増税の影響が消えた15年下期と16年上期は3%程度の増加であり、この期はケチャップやソース、うま味調味料などが値上げされたが、それを勘案しても量的にも増加したとみられる。
 
しかし、16年下期は微増、17年上期は微減となったことから、調味料消費も踊り場的状況にある。この要因としては、第一に家庭内調理の減少。家計消費でも調理食品などの中食の比率が徐々に増加していることからもわかる。また節約志向により、同じ調味料でも価格の安い、あるいは特売へシフトしたことも考えられる。
 
7月までの品目別状況を見ていく。金額ベースの統計しかない5品目を含め、金額ベースでみると全16品目中、プラスは5品目。前年は12品目がプラスだったことから減少傾向がうかがえる。プラスの品目は単価上昇の味噌、野菜摂取の追い風のドレッシング、ずっと好調な乾燥スープなどが目立つ。
 
和風の基礎調味料は、食酢が数量・金額ともプラス、味噌が金額で微増だったほかはすべてマイナス。醤油は鮮度保持容器へのシフトが進んでおり、単価アップとなった。食酢は黒酢など飲用酢が順調で、汎用性の高い調味酢も伸びている。
 
これまで野菜摂取に関連する洋風調味料は堅調だったが、今上期はドレッシングがプラスだったがマヨネーズ、ソース、ケチャップは減少。簡便調理のつゆ・たれ、メニュー用調味料が含まれる「その他調味料」なども上期は微減となっている。
 
7月までの家計消費から、内食(生鮮品、穀類、調味料)、中食(調理食品、弁当類)、嗜好品(果物、飲料、酒類)、外食の4分野に分けて消費金額の比率を算出した。内食の比率は前年同期比0.2ポイントダウンの42.8%に下降した。嗜好品は変わらず24.9%、外食も変わらず18.0%。上昇したのが中食で、0.2ポイントアップの14.2%となった。食料購入額は減少したが、穀類、魚介類、肉類、調味料類などの購入金額の減少幅が大きく、内食比率は低下した。内食の比率が低下すると、調味料支出にも影響が出てくるようだ。
 
 
一方、今年の新製品の傾向として挙げられるのが、1面に書いたように減塩、低カロリーといった健康志向だ。また、容量も小型化してきた。個食用鍋つゆがその典型だが、醤油やマヨネーズ、ドレッシングなども小容量化しており、かつ需要を掴んでいる。メニュー用調味料も2人用が増加している。

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