9月の牛肉需給展望 旧盆後の需要は低迷、猛暑でスライス需要ずれ込みの懸念 (09/03)
長期低迷を続けている牛肉の末端消費だが、8月は旧盆前の前半は、地方を中心に需要が強まったが、盆過ぎは失速し、再び低迷の状況に戻った。前半の需要は強まったものの、末端の低価格志向により枝肉相場は盛り上がりに欠け、8月の相場は和牛2等級物を除き前月より値下りする結果となった。和牛高級物の低迷に加えてホルスは大阪で盆過ぎに540~550円まで下落し不振の度合いを強めた。9月は、例年なら末端の需要が焼き材からスライス需要にシフトし始める時期であるが、今年は猛暑予想となっていることからスライス需要がずれ込み、需要の低迷が懸念されるところ。このため枝肉相場は上げ材料はなく、引き続き安値安定の推移となりそうだ。
[価格見通し]8月の枝肉相場は、旧盆後値下りするとみられていたが、出荷頭数の減少により月末にかけての大きな値下りはなかった。9月は、需要面ではプラス材料がなく、スライス系の需要もずれ込む可能性が強まったことで、枝肉相場は総じて弱気の展開とみられる。ただ、出荷の動向によって下げ幅が左右されそうだ。出荷が大幅減予想の交雑種と比較的需要が堅調な和牛3等級以下は下げても小幅とみられる。和牛4等級以上のものは引き続き弱気、ホルスは引き続き安値安定と予想される。相場が強気に転じるのは、スライス系の需要が本格化する10月以降とみられる。
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