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注目商品

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昆布ベースでまろやかさと汎用性

 ヤマサ醤油「昆布つゆ」(2017年4月10日号)

現在では家庭内での常備調味料の地位を不動のものにしている濃縮つゆ。このカテゴリーを牽引してきたのがヤマサ醤油の「昆布つゆ」だ。97年発売で今年20周年となる。90年代から麺つゆ用濃縮つゆはあったが、だしは鰹節ベースがほとんどだった。そこで、北海道で発売した「昆布しょうゆ」にヒントを得て昆布だしの濃縮つゆを開発した。



出来上がったのが「昆布つゆ」であり、鰹節だしとの合わせだしが特徴のこれまでにない濃縮つゆ。昆布だしの汎用性とまろやかさが特長。そして成功の要因の一つが、この特長を生かした麺つゆ以外の汎用性の訴求だ。現在では当然のプロモーション活動だが、当時としては斬新。煮物、炒めもの、鍋料理などのメニュー提案をテレビCMなどで進めた。当時は「秋シャケの炊き込みごはん」が旬の材料を使ったメニューとして大ヒットした。福袋おでん、豚の角煮、鮪の漬け丼なども続いた。



2015年からは「昆布のチカラ」をキーワードにしたプロモーションを展開、キャラクターのチカラコンブくんも登場した。さらに20周年を記念し、「新しい昆布つゆの体験『こぶおろし』」をキャッチフレーズに、メニュー提案を展開する。「こぶおろし」はすりおろした旬の野菜(トマト、きゅうり、玉ねぎ、セロリなど)に「昆布つゆ」を合わせ、冷やしうどん、冷奴、調理ソースとして利用する。代表的メニューは「トマトのこぶおろし冷うどん」「セロリのこぶおろし冷奴」など。また「セラミック受け皿付おろし器」が当たる「ヤマサ昆布つゆ20周年キャンペーン」を実施している。「昆布つゆ」は500ml、1L、1.8Lの3品。  

 

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日清食品冷凍「日清もちっと生パスタ」 

冷凍生パスタブランドへ(2017年4月3日号)

日清食品冷凍の推計では、2016年の市販用冷凍パスタ市場は前年比2%増と堅調だったものの、2013年までは2ケタ以上の成長が続いたことと比べると、足元では落ち着いた推移となっている。

 

 

そうした中、同社が2011年から発売してきた「日清もちっと生パスタ」シリーズはここ数年好調が続き、インテージSCIの冷凍調理生パスタ市場データで、ブランド別No.1(15年1月~16年11月・金額ベース)の商品へと成長した。多部田雄司社長によれば、16年度通期(4~3月)でも、シリーズ計で2ケタ増が見込まれるという。

 

同シリーズの特徴は、“もちっと食感”を追求した平打ちの生パスタとこだわりのソースを使用していること。今春は3月1日に新商品として「紅ずわい蟹とほうれん草のトマトクリーム」「サーモンとほうれん草の濃厚クリーム」の2品を発売するとともに、16年秋に発売した「ほうれん草とベーコンのカルボナーラ」をソースを増量するなどリニューアルし、計6品のラインアップを展開する。

 

 

中でも最大の売れ筋である「牛挽肉とまいたけのクリーミーボロネーゼ」は、単品での売上も10億円を突破し、同社が取り組む「単品力強化」戦略の中でも5本柱の1つとなっている。多部田社長は「ブランド強化は大命題だが、まだ冷食業界でポジションがまだ高くなく、まずは幹を育てたい。ブランドからSKUまで落とし込み、まず10億円商材を5つ作ろうと取り組んだ。それが最終的にはブランド強化に繋がると考える」と言う。とはいえ、冷凍生パスタ売上No.1ブランドの地位を確立。ブランドとしての独り立ちも目前だろう。

 

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スドージャム「100%フルーツ」
健康ニーズを掴み伸長(2017年3月27日号)

 

昨今、果物由来の瑞々しい甘さと健康感で人気を博している砂糖不使用のフルーツスプレッド。その先駆けとして1993年、砂糖の替わりに白ぶどう濃縮果汁(スイートナー)を使ったノンシュガージャムを発売したのは、スドージャムだ。

 

2000年にはネーミングを「100%フルーツ」へと変更し発売から20年以上を経た現在も消費者の健康ニーズの高まりを背景に確かな需要を掴んでいる。



88年のJAS法改で低糖度ジャムにもJASマークが付けられるようになるとジャム市場は、それまでの高糖度(65度以上)中心から低糖度(55度未満)全盛時代に入った。

 

そうした情勢を踏まえ、低糖度かつ健康感のある商品を発売しようと同社が着目したのが、ヨーロッパで開発されたばかりのスイートナーだ。スイートナーを使ったノンシュガージャムは発売当時、果物と砂糖が必須のジャムの常識を覆す画期的な商品として注目を集めた。

 

97年に日本ジャム工業組合が、果実と果汁だけで作ったジャムを「フルーツスプレッド」と定義付けると、名称を「100%フルーツ」に変更。その後、中身やデザイン、びん容器の改良を重ねる中、震災のあった11年を除き毎年2ケタ伸長を続け、16年実績は10年前と比較し9割増加した。

 

「増加の最大要因は、消費者の健康志向の高まり。他社からも砂糖不使用タイプが発売されたことで市場は活性化、当社商品の伸びにもつながった」(同社)。

 

190g入りに加え、ヘビーユーザーからは430g入りも人気だ。売れ筋のブルーベリー、ストロベリーなどに加え、新フレーバーとして15年にサワーチェリーを今春、瀬戸内レモンを追加した。新規性のあるフレーバーの投入で、シリーズ全体の再活性化へとつなげていくという。

 

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長年愛される酸っぱいお菓子 中野物産「都こんぶ」
旨みと甘みの絶妙な調和(2017年3月13日号)

遠足のおやつで馴染み深い「都こんぶ」。「魔法の粉」とも形容される白い粉と昆布が調和した、独特の甘酸っぱい味と食感には年齢層を問わずファンが多い。


発売は戦前にまでさかのぼる。「酢昆布に甘みを付けてお菓子にしたら売れるのではないか」と考えた創業者の中野正一氏は1931年、糖蜜に漬けた昆布を売り出す。これが後の「都こんぶ」の原型となった。


時代のニーズに応え、現在の形になったのは70年代半ばのことだ。昆布は乾燥するとうまみ成分が表面で白く凝固する。どうせ白くなるなら、と甘みのあるアミノ酸の一種を昆布に振りかけた。「魔法の粉」の誕生である。「昆布の旨みとアミノ酸の甘みが口で弾ける」(同社)味は評判を呼んだ。


昆布は柔らかい食感が特長で酢昆布に適している北海道・道南産の真こんぶを使用。製造は「荒漬け」「粉まぶし」など11の工程に及び、包装以外は全て手作業のこだわりようだ。


現在はおなじみの味のほか、梅酢味やピロータイプを揃え、出荷量は年間約250tにのぼる。2月には京都マラソンに協賛し、パイン味やピーチ味など9種の限定商品を発売した。また、海外の人の口に合うよう酸味を抑えた世界で通用する商品も開発中だという。


行楽のお供だけではなく、膨満感が出て空腹にならないと、ダイエット食として利用する女性や、おかずのアレンジに使用する人も増えている。「酸っぱいおやつは当社のものくらい」(同社)。洋菓子が主流のなか、酸っぱい和のお菓子は発売85年を経た今も新たなファンを獲得している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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雪印メグミルク「雪印コーヒー」

ミルク感大切に時代応じ変化(2017年1月30日号)

「色物乳飲料、紙パックの全容量の中でシェア№1(約25%、16年4~12月)の座を堅持。発売55周年の今年は、カテゴリーの垣根を越えてスプレッドも投入、攻めのラインナップで、ブランド力の一層の向上と新たな提案に挑む」(同社)。


1963年に三角パックで発売し、70年に500ml紙パックにリニューアル、この時から茶・黄・赤の「雪印コーヒー」カラーを採用、78年に1ℓ紙パックを投入した。その後はミルク感を大切に、時代のニーズや嗜好の変化に合わせて中味を少しずつ進化、次々と新しいコーヒーブームが到来する中でも、コーヒー乳飲料のスタンダードとして市場に根づいている。


50周年には、ユーザーの若返り、若年層の取り込みを意識し、ファンと共にブランドキャラクター作り、「ゆきこたん」の誕生、イベントを通じ、20代の取り込みも徐々に進んでいる。


55周年の今年は、レギュラー品に対しミルク分3倍、コーヒー分3倍の「贅沢」、コーヒー分10倍の「大人」、シェイク風の「デザート」の3つの価値軸に細分化したカップタイプ3品と、新たな切り口「ぬって食べる」パン用スプレッドを投入。攻めのラインナップで、子供までの全世代をブランドファンに取り込む構え。


レギュラー品も香ばしいコーヒー感と甘くまろやかなミルク感のバランスは維持しつつ、甘みを調整し、後味のキレをよくして3月下旬から順次切り替え。4月からは1年間通して5つの企画を展開し、絶えず話題を発信・拡散、ブランドを一段上の成長ステージへ押し上げていく。「レギュラー品は配荷がほぼ天井、コアなユーザーが付いており、周年企画で新規ユーザー開拓に挑みたい」。


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キンレイ「お水がいらないラーメン」シリーズ
ストレートスープで5倍伸長(2016年12月5日号)

キンレイが2011年に発売した量販向けの家庭用冷凍食品「ラーメン横綱」は、当初、京都発の有名ラーメン店チェーン『ラーメン横綱』とのタイアップ商品として、濃縮スープを添付した商品として登場した。ただ、発売当時はいくつかの商品のみが強いという冷凍ラーメン市場で埋没し、苦戦ぎみだったという。


それが、14年春にストレートスープ化し、同社独自の具材・麺・スープの3層構造でリニューアル。同年度は13年度の3倍以上、15年度は約5倍にまで伸長したという。


また、15年春には豚骨醤油味「横綱」のほか、同店監修で豚骨に黒マー油を効かせた「黒王」、札幌の人気店『えびそば 一幻』監修で、看板メニューの『えびみそ』を商品化した「一幻」、『麺屋こうじグループ』代表、田代浩二氏が監修し、太麺と濃厚豚骨醤油スープが特長の「無双」と4品で「お水がいらない ラーメン」とシリーズ化し、合計の15年度出荷金額は、13年度の10倍を超えるほどとなった。


同社は好調の要因として①専門店に近い味を実現するストレートスープ②3層構造で鍋にかけるだけの簡便性③チルド、カップ等他カテゴリと比較した際のコストパフォーマンス(品質と価格のバランス)——を挙げる。


今春は、同社独自開発で鶏白湯ラーメンの「至鳳(しほう)」、台湾ラーメンの「紅鷹(べにたか)」の2品を発売。さらに今秋、味噌ラーメンの「北魁(ほっかい)」を追加し、ラインアップを合計7品に拡充、バラエティ豊かな味わいを揃えた。


長年、CVS向けのアルミ鍋「鍋焼うどん」で知られてきた同社だが、量販市場でも存在感を増している。

 

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東京デーリー「ゴルゴンゾーラピカンテ」「同ドルチェ」
上期6%増、年間2ケタ増へ(2016年11月28日号)

この2年程の青カビチーズ人気を背景に、売り上げが毎年伸長しているにもかかわらず16年4~9月も前年比6%増と好調なのが世界三大ブルーチーズの一つ、イタリア産「ゴルゴンゾーラチーズ」の「ピカンテ」(シャープな辛味が特徴)と、「ドルチェ」(ほのかな甘みとほどよい刺激)。2品とも50g、税抜420円。「16年度は年間でも2ケタ増はいく見込み」(同社)であり、青カビ入門編として同チーズが選ばれる場面も増えてきている。



青カビ人気は、欧州で最も長寿のフランス人の健康の秘密が、ブルーチーズにあるとの研究内容や、血流改善・ガン抑制に効果的とのテレビ放送などが発端。これまで青カビチーズを食べていなかった熟年層までも買いに走り、量販店売場を主戦場とする同社の同チーズに需要が集まった。初心者でも試しやすく、使い切りの「日本人に合った50gが支持されたようだ」。



また昨年秋に「ドルチェ」を追加し、2品体制になったことで「食べ方のバラエティさが広がり、昨年からHPや一般雑誌、POPなどでレシピを積極的に発信していることも功を奏している」。伊レストランのメニュー黒板をイメージしたパッケージデザインも、店頭で存在感を後押しした。



この数年は、血流改善という健康価値をキーワードに売り上げ伸長してきたが、「今後は料理使いで伸びる。ドルチェをチョコアイスに混ぜて食べる提案など、デザートとしての食べ方も発信しており、2品体制で大きな商材へ育て上げたい」。



11~12月は、昨年好評だったオレンジはちみつを期間限定で添付するキャンペーンを展開中。売上伸長に拍車がかかりそうだ。

 

 

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チョコスナック市場拓く 江崎グリコ
「ポッキーチョコレート」(2016年11月21日号)

今年で発売51年目の「ポッキーチョコレート」。日本経済の発展を背景に多品種生産、拡大路線を進めてきた歪で、財務状況が厳しくなっていた時に誕生した。


「1品10年10億円の基幹商品を」という新たな開発基準のもと、入社5~6年目の20代社員が開発に着手。当時のチョコレート市場は板チョコが主流でチョコスナックという概念はなかったが、菓子に対し、質・味ともに〝軽さ〟が求められはじめていた。


この時期グリコで売れていたスティック状のスナック菓子「バタープリッツ」に、手につかないようプリッツの端2センチを指でつまんだままチョコをかけた。これがポッキーの原型だ。


半年でポッキー専用の生産ラインを完成させ、1966年10月に広島県でテスト販売を開始。68年から全国発売に乗り出すと、開発からわずか2年で10億円の3倍以上の売上規模を誇るヒット商品となった。


1970年代に入り消費者の生活環境が変わると、同社は従来の「栄養がある」「おいしい」価値に加え、新たな食シーンの開拓に挑む「ポッキー・オンザ・ロック」「旅にポッキー」の2施策を実施。狙い通り前者ではホームパーティーと大人需要、後者ではアウトドア需要を獲得してポッキーは急成長を遂げる。現在では極細やミディ、地域限定品などアイテムを増やし、基幹ブランドとして不動の地位を築いている。


商品名の由来となった〝ポキッ〟という食音をヒントに、今夏は「冷やして鳴らそう♪」企画を展開。11月11日「ポッキー&プリッツの日」に向けて、ポッキーと思い出を残すフォトキャンペーンを行うなど、ポッキーは変化する時代と共に歩み続ける。

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大容量の普段使い用 「鮮度生活」が登場
ヤマサ醤油「鮮度シリーズ」(2016年11月7日号)

醤油の新しい価値として注目されるのが「鮮度」であり、それを実現したのが鮮度訴求容器だ。ヤマサ醤油が2009年秋に発売した「鮮度の一滴」が醤油だけでなく、食品・飲料などを通じて始めての鮮度訴求容器入りの製品となる。


容器を傾けると薄いフィルムの注ぎ口が開き醤油が出て、注ぎ終わると注ぎ口が自然に閉じて空気が内袋に入らない。このため、醤油成分の酸化が進まず、鮮度(色、香りなど)が保持される。09年秋の発売時は500ml容器で開封後70日間の鮮度保持期間だったが、発売後も容器の改良が幾度となく行われ、現在の主力製品の400ml(6アイテム)は開封後、180日間の鮮度保持期間を誇る。


「鮮度一滴」には、卓上用の150ml(2アイテム)、ジョエル・ロブション氏監修の「グルメしょうゆ」「グルメだれ」がある。また鮮度保持容器の鮮度シリーズには200mlソフトボトルの醤油やぽん酢製品もある。


今春、鮮度シリーズに新たなコンセプトを持った「鮮度生活」(2品)が登場した。鮮度ボトルタイプで、600mlの大容量が特徴。「特選丸大豆しょうゆ」「特選塩分控えめしょうゆ」とも350円と経済的な価格を実現。そのため、つけかけだけでなく、煮物料理などにたっぷり使うことができる普段使い用の鮮度タイプ。鮮度容器の経験のない人でも、価格の抵抗なくトライしてもらえる。鮮度保持の原理は「鮮度の一滴」と同じで、二重構造のボトルとなる。開封後常温保存で90日間、鮮度を保持する。前者は丸大豆を使用した豊かなうま味と華やかな香りと深いコク。後者は塩分25%カットで、やわらかな塩味と優しい味わいが特徴。

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エスビー食品 イベントに合わせメニュー提案
「濃いシチュー」(2016年10月31
日号)

導入期9・10月と前年比2桁増

 

エスビー食品の即席シチュー「濃いシチュー」が好調な売れ行きだ。導入期の9月、10月と前年比2桁増と大幅に伸長。同社では、この勢いを持続かつ加速させるため、ハロウィンバージョンのテレビCM投下やファミリー世帯に響く店頭販促など、年末に向けて積極的な施策を講じる。

 

同社は今秋、「濃いシチュー」の発売にあたり〝より上質&濃厚な味わい〟をキーワードとしたリフレッシュを実施した。パッケージは、角を丸めたラウンドカートンを新たに採用。「角が丸まっているのでつぶれにくく、扱いやすい」と流通企業からも好評で、店頭での差別化にもつながっている。

 

現在のラインアップは、定番の「クリーム」「ビーフ」、期間限定の「パンプキン」に、ふかうら雪人参(青森県産)使用の新メニュー「キャロット」を加えた4品。

 

すでにテレビCM第1弾を9月に放映。10月24日からは「藤岡弘、」さん起用のハロウィンバージョンのテレビCMを投下し、年末に向けて第3弾も予定している。CMや消費者キャンペーンの実施とともに家族需要を喚起する店頭展開を行い、「濃いシチュー」起点にルウ製品の価値再構築を図る。

 

催事においては〝秋冬のごちそうメニュー〟をテーマとし、イベント特性をふまえたきめ細やかなメニュー提案を行う。10月はカボチャを切り口にハロウィンパーティーメニュー、11月はボジョレー解禁や〝いい夫婦の日〟、12月は冬至、クリスマス、1月は成人の日、大寒、2月はバレンタインデーというように、生活催事にあわせて上質なシチューメニューを訴求する。

 

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現代に残された正統派の信州みそ
竹屋「タケヤ特醸みそ」(2016年10月24日号)

タケヤ「特醸みそ」は、1958年9月、毎日食べても飽きない味わいの淡色の信州みそとして誕生した。


原料大豆には契約栽培大豆をはじめとする上質な食品用大豆を使用。同社独自の酵母菌や乳酸菌を使い、華やかな香りと鮮やかな山吹色の味噌に仕上げている。


また、加熱処理をせず、だしも加えない「生みそ」のため、酵素が生きており、味噌本来の味を大切にしているのが特徴だ。


同商品は、味噌の棚に欠かせない商品として現在も販売され続けており、特に中部・関西地区では、ゆるぎない地位を確立している。


同社では、「タケヤみその基本商品として大切に製造・販売している。特にプロ(業務用)のユーザーに当商品を長くご愛用いただいていることから、全ての工程において手を抜くことは許されないと考え、日々醸造にあたっている」と今も変わらず、頑固な姿勢を貫いている。


同商品の「菱型」のパッケージは、市販の味噌用容器や出版物における味噌のイラストなどに、この「特醸みそ」のデザインをイメージしているものが多数あり、味噌の代表的デザインとしても認知されている。


今後の展開について同社では、「スーパーマーケットに味噌が並び始めて以来販売され続けている商品であるため、『普通の味噌』とみなされ、価値が正当に評価されない局面がある。今後は『現代に残された正統派の信州みそ』として、素材の味を邪魔することなく、しかし豊かな香りとコクのある味噌として商品の魅力をより明確にし、これからの新しい消費者にアプローチしていきたい」と更なるファン層の拡大に意欲を見せている。

 

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雑穀アワードで金賞W受賞
神戸屋「円熟」シリーズ(2016年10月17日号)

神戸屋が半円型の食事パン「円熟」シリーズを発売したのは2015年9月のこと。発売当初から「全粒粉」「五穀」「くるみ&レーズン」の3種類をラインアップしている。シリーズの売上は前年比4%増と伸長を続けている。

 

日本人には半円型の食パンはあまりなじみがないが、ドイツではバイツェンブロートとしてメジャーなパンだ。神戸屋レストランでは30年以上前から販売している。焼成時に熱の伝わりが良くなる形状で、パンの耳が硬くならないのが一番の特徴だ。全粒粉、五穀など、穀物の風味が生かされているのも人気の理由だ。

 

そもそも穀物のおいしさを引き出すパンとして開発された。全粒粉は独特の臭みを消すために12時間はちみつ漬けにするなど、丁寧な下処理を行っている。製造工程では人の手で生地をまるめる「手丸め」の作業もある。ヒトの手で生地を丸めることで焼き上がりの「ハリ」が良くなるという。

 

今年は日本雑穀協会が主催する「雑穀アワード・デイリー食品部門」で「全粒粉」と「五穀」がそろって金賞を受賞した。審査員には「そのままでもフワフワでおいしく、焼いてもおいしい」と絶賛された。経営企画室の藤田容氏は「発売当初は高価格帯商品ということもあり、高齢の女性をターゲットにしていたが、手に取ってくれているのは若い女性が多い。材料を厳選し、製造にも手間をかけている。おいしさを追求するため、常に努力している」と語る。おすすめの調理法はサンドイッチだ。穀物の風味とやわらかい食感、丁寧なものづくりから生まれるおいしさがヒットの最大の理由だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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明治 プロビオヨーグルトR‐1 ドリンクタイプ
グレープフルーツミックス
(2016年10月10日号)

若年層つかみ頻度向上へ

品揃え充実で更なる飛躍

 

明治は「明治プロビオヨーグルトR‐1」の「ドリンクタイプグレープフルーツミックス」を、10月4日全国へ投入、ラインアップ充実で売上拡大に拍車をかける。


R‐1ドリンクタイプはレギュラー品に加え、昨年初のフルーツタイプ「アセロラ&ブルーベリー」を発売、30代男性や30~40代女性など、これまでとは異なる若年層ユーザーを獲得した。またレギュラー品と比較し、他のフルーツタイプのドリンクヨーグルトと多く併買していることが分かり、今回投入のフレーバー品第2弾で、フルーツタイプの拡充で獲得したユーザーの定着と飲用頻度向上につなげていく。


「同グレープフルーツミックス」は、爽やかな風味のグレープフルーツ果汁、オレンジ果汁、レモン果汁を使用し、すっきりした飲み口に仕立てており、健康イメージに加え「さわやか」「みずみずしい」アプローチで指名買い率を高める。発酵乳、112ml、税別129円。

なおR‐1シリーズは食べるタイプ4品、ドリンクタイプ4品の全8種類(宅配除く)となり、需要が高まる下期、更なる売上拡大に注目だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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20~40代の働く女性へ提案
ハウス食品「アロマカジツ グミ」 (2016年9月29日号)

アロマの香るグミ開発

 

ハウス食品は、アロマ・ハーブの専門店「生活の木」と共同開発した「ハウス アロマカジツ グミ ベルガモット&オレンジ味」「同 ローズ&クランベリー味」を9月12日から「生活の木」直営店およびオンラインストア、一部の駅売店、専門店で先行発売した。10月11日よりコンビニエンスストアで発売する。各42g、参考価格158円。


メーンターゲットには、20代から40代のオフィスで働く女性を想定。香りとフルーツのおいしさを組み合わせ、仕事中に手軽にリフレッシュできる〝アロマグミ〟として開発した。花やハーブ、スパイスから抽出した香り成分(精油)と濃縮果汁の甘み、酸味を包み、ひと口サイズのグミに仕上げている。


2品のうちベルガモット&オレンジ味は、「生活の木 イタリア産ベルガモットオイル」使用。甘さと苦さ、爽やかさが特徴のベルガモットの香りにオレンジ風味(果汁と香料併用)を組み合わせた。

一方、ローズ&クランベリー味は、「生活の木 ブルガリア産ダマスクローズオイル」使用。華やかな香りを特徴とするダマスクローズにクランベリーの風味(果汁と香料を併用)を組み合わせている。


2品の発売に合わせ、ブランドサイト「ハウス アロマカジツ グミ」を開設し、商品の特徴や食シーン、開発者のコメントなどを紹介している。

 

 

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「成長期応援ヨーグルト セノビック」
オハヨー乳業×ロート製薬 (2016年8月18日号)

ヨーグルトを共同開発

子供の成長促す栄養素入り

 

オハヨー乳業は、ロート製薬とコラボして共同開発した子供用の「成長期応援ヨーグルト セノビック」を、9月1日から全国で発売する。

 


成長期の骨を研究して生まれた、牛乳で溶かして飲む粉末状のロート製薬「セノビック」とのコラボ。同商品が、牛乳嫌いな子供も美味しく飲めると通販で人気を呼んでおり、この栄養素にオハヨーが着目し、ヨーグルトでの展開を試みた。

「ヨーグルト セノビック」は、成長期に大切な栄養素のカルシウム、ビタミンD、鉄に加え「ボーンペップ」(卵から発見したペプチド)を配合、パッケージには「成長期応援ヨーグルト」を大きく表示、栄養機能食品の文字も記している。

 


販売については、ロート製薬「セノビック」のテレビCMが商品の認知度アップと幅広い告知をバックアップする中、売場ではオハヨーが多彩な店頭POPを組み合わせて効果的にPR、発売記念消費者キャンペーン(オリジナル図書カードをプレゼント)を実施して消費者の関心を掴み、トライアル購入を促していく。

70g×4個、オープン価格。

子供にターゲットを限定したヨーグルトが数少ない中、狙い通り成長期の子供と親を取り込めるか注目だ。

 

 

 

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ハーゲンダッツ「ジャポネ〈黒蜜きなこアズキ〉」
和の最高峰挑む (2016年7月4日号)

セブン限定黒蜜きなこあずき
ハーゲンダッツジャパンとセブン‐イレブン・ジャパンは、共同開発アイスのハーゲンダッツ「ジャポネ〈黒蜜きなこアズキ〉」を6月21日全国のセブン‐イレブン限定で新発売した。共同開発シリーズ第6弾。
本格的な和の味わいにこだわった高価格帯(税込360円)アイスで、洋の素材の組み合わせが得意なハーゲンダッツが、和素材でも最高峰に挑む注目商品。今回はハーゲンダッツでは初めてとなる黒蜜ソルベをベースに、しっとりした小豆粒を組み合わせ、濃厚なミルクアイスときな粉ソースを重ねた。パッケージは上質感のある「和の逸品」を表現し、清涼感を感じられる色合い。108ml。
売場限定、季節限定という限定感も手伝ってトライアル需要を確実に掴みそうだ。

 

 

 

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「UCC BLACK無糖」

徹底した香りへのこだわり

ユーザー拡大、若返り図るUCC上島珈琲

 

UCC上島珈琲は、1987年に業界で初めてブラック無糖缶コーヒーを開発し、1994年に「UCC BLACK無糖」が誕生して以来、今年で20周年を迎える。同社はレギュラーコーヒーのトップメーカーとして、また、ブラック無糖缶コーヒーのパイオニアとして、市場の創出・育成に貢献してきた。

同社のSOT缶製品は、無香料でありながら、TTND製法導入(95年)で香り量を30%増加、低温充填(09年)で製造時の香りの揮散を防止する技術を開発。今春は、広口形状蓋と陽圧缶採用で、開封時と飲用時の香り立ちを向上させた。

 

リキャップ缶製品は、今秋に新たな提案を行い、「UCC BLACK無糖 PREMIUM AROMA」(275gR缶/375gR缶、9月29日発売)と、ホット専用の「同 HOT LIMITED」(275gR缶、9月15日発売)を投入する。両製品ともコーヒー規格量の120%の厳選豆を使用し、香り立ちを強化。ホット専用品は、中温と高温のダブル抽出製法採用で、冷めても雑味の残らない後味のキレを実現している点が特徴だ。

 

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イートアンド 外食ブランド活かシェア2割強へ
「大阪王将たれ付餃子」 (2014年1月27日号)

家庭用冷凍餃子でシェアトップの味の素冷凍食品を猛追する存在。それが、イートアンドの「大阪王将たれ付餃子」である。発売開始からわずか10数年。自社の外食チェーン「大阪王将」のブランド力を活かした商品開発力や売場提案力を武器に、量販店の冷凍食品売場で確固たる地位を築き上げている。

 

 

2002年3月、現在の商品の前進となる、たれ無しタイプを発売。量販店向けでは現在も高級スーパーなどに導入されている玄箱入りの「大阪王将餃子」が量販店向けの第1号商品だ。

シェア拡大のきっかけになったのが、08年8月に自社の外食ブランド「大阪王将」を活かした“専門店のたれ”を付けて、付加価値を高めたこと。さらに、13年3月には、大阪王将店舗で導入した食後のニンニクのにおいを従来比で80%削減した焼餃子と同様に、食後のにおいが気にならないニンニクに切り替え、差別化を図った。

 

 

たれ付餃子の配荷店舗数は、2010年春夏が6000店舗強だったのに対し、2013年秋冬は倍以上の1万3450店舗に拡大。2013年度のシェア見込みは22・9%(同社調べ)と味の素冷凍食品「ギョーザ」を猛追する。家庭用冷凍食品を中心とする食料品販売事業の売上高も100億円が視野に入った。

 

 

今後は「『大阪王将たれ付餃子』を基軸に、14年の新商品『味噌だれ付餃子』のようなバリエーション化を図り、食卓に向けた食べ方の提案を行っていきたい」(同社)と話す。外食とメーカーの2つの顔を持つ同社の取り組みから目が離せない。

 

 

進化するロングセラー商品 外食ブランド活かしシェア2割強へ (2014年1月27日号)

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