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コラム

利益商材として見直す時期に

11月の第3木曜日(今年は15日)が解禁であるボージョレ・ヌーボーの受注商戦がスタートした。空前のユーロ高とあって、店頭価格は昨年より100〜200円高い2,400〜2,500円ぐらいになりそうだが、為替の動向によってはもっと高騰するかもしれない。


価格だけが要因ではないが、2〜3年前までは順調に拡大を続けていたボージョレ・ヌーボー市場は昨年あたりから、はっきりマイナスに転じ始め、今年は更に1割程度の減少が予想されている。


ワイン市場は、1998年の赤ワインブーム以降、急速に縮小し、退潮ムードから脱しきれずに現在に至っている。ところがその間、ボージョレ・ヌーボーは市場の停滞とは裏腹に伸び続けて、一方で明らかに過剰輸入状態に陥っていた。


ボージョレ・ヌーボーが伸びていた要因には、まずワイン業界にボージョレ・ヌーボーを超える話題がなかったことがある。更に、酒販免許の緩和もボージョレ・ヌーボーにとって追い風となった。免許を取得して間もない組織小売業者にとってボージョレ・ヌーボーは、それほど知識を必要としない、扱いやすい商材だった。そして景気回復が決して安くはないワインの購入を促した。


ワイン市場は依然低調だ。ボージョレ・ヌーボーは季節物として定着し、減ったとしても一定の市場はある。乱売を伴う拡大より、利益商材として見直す時期にきたのではないか。(7/23)