ホーム > コラム > vol.104 いらっしゃい、いらっしゃい

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コラム

いらっしゃい、いらっしゃい

メリハリに欠けた夏が続いている。食品スーパーの販売も7月は厳しく、8月も特に盆明け以降メリハリに欠けた夏同様、芳しくないと聞く。不振にあえぐのは小売業だけでなく問屋も同様。あの手この手の販売アップ策を小売業に提案するが、厳しい時はやはり「原点回帰」。問屋も原点に立ち戻る動きが出てきた。

冷凍食品の大手問屋のナックスナカムラは、今の市場を「冷凍食品も低価格化からケース単価がダウン、量的な伸びもなく、一方で物流経費は下がらず、結局粗利のダウン。食品スーパーの客数は5~6月までは2~3%増えていたが、7月以降客数は前期を割り、かつ客単価ダウンでスーパーの景況はさらに悪化している」と分析。

問屋の小売業支援、売上げ貢献への手法はデータ分析や商品分析、棚割り提案など多々あるが、ナックスナカムラでは、「ローコストオぺレーションの徹底と同時にお客の売上げを一緒に作る仕事に取り組み始めた。即物的、現実的な泥臭い作業」という。

具体的には売場のマンパワー不足を手伝い、納入業者だからこそ見える売場ケアを進める。「泥臭いが、それが売場の底上げにつながり、必ずや売上げに貢献する。問屋として、まずは我々自身が売場の応援に立つ」。

一見非効率のように見えるこうした取り組みの中に、本質的なものが隠されている。小売業と一緒に「いらっしゃい、いらっしゃい」の成果に期待する。(9/14)