先月(2010年2月)、社団法人日本弁当サービス協会主催の講演会で、エンゼルフーズ(東京・北区)の古賀義将社長の講演を聞く機会があった。
記者が初めて同社を訪問したのは約20年前。当時「千成瓢箪」という社名を変更中で、古賀社長は創設者の後継者として外食企業を退職し、「夢」を追って事業展開を始めたばかり。すぐに副社長となり幼稚園給食の専門工場「夢工場」を稼働させ、年商4億円に低迷していた同社を、幼稚園業界で急速に拡大させ、今や日産5万食、年商19億円の業界では全国有数の企業に成長させた。
その要因を英語教師という自分の夢と、食を通じた食育的な教育を結びつけ、日本一の幼稚園給食会社を目指した点と語る。自らを「総合食育産業」に規定し、子どもたちの幸せの追求を目的に、児童の問題点(生活習慣病やキレる状況)に対し、「天使のように可愛い子どもたちへの食提供」とした社名に誇りを持って、適切最良な弁当生産を心がけたという。
そして、保護者へは食育セミナーを、子供には好き嫌いや心を養う紙芝居サービスを実施した。この信頼が委託需要を喚起した。
生産者の発想からマーケットインの発想へ。「未来を担う子どもたちの健康のための食提供」を使命に、効率化もそこそこに大きく成長した。すでに理念に賛同した企業へのフランチャイズ展開も軌道に乗り、ますます期待できる企業へと変貌した。(3/29)


