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コラム

「骨なし魚」残骨率ゼロへの挑戦

冷凍食品の総合メーカー大冷の得意分野は骨なし魚。売上高約250億円のうち、「骨なし魚」で95億円を占める。これは会社の売上高の約40%を占めるばかりか、日本の「骨なし魚」市場が250億円前後と推測されるので、4割をも占める計算となる。

この「骨なし魚」の中で、昨年1月発売の「楽らくクックシリーズ」は大好評で、今や骨なし魚の売上高の48%を占めるまでに成長した。この勢いで、今期は95億円から軽く100億円を超え、105億円で着地すると見る業界関係者も多い。

1年半も好調をキープするベースには、凍ったまま調理ができ、美味しいという基本があり、その上、安全・安心のトレース情報を完備している。しかも残骨率では他社には追随できない技術が光る。

昨年生産の1億4000万枚のうち、残骨発見数は約170件という驚異さだ。しかし、齋藤修社長は「それだけの精度があるなら1本もなくせ」と再指示した。検査機器メーカーと共同開発し、「残骨検査装置」を導入した。X線の画面が大容量で、かつ2人体制で目視チェックできる点から、残骨率は天文学的数字に激減すると自信を見せる

斉藤社長は、医療・シルバー施設の顧客が多いため、「例えば認知症の老人が万に1つを食べたら必ず問題化する。本当に美味しく安全なものを届けようようとする企業姿勢をお客様は必ず理解する」とし、信用がまた商品を生み出していると教えた。(7/26)