ホーム > コラム > vol.145 酷暑にピッタリの氷点下ビール

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コラム

酷暑にピッタリの氷点下ビール

関東地方を中心に猛暑が襲っており、街行く人々の恨めしそうな顔とは裏腹に、ビール業界では販売促進に熱が入っている。「天気がビールの最大の営業マン」というのは今も昔も変わらない。いわゆる「第3のビール」に押されている格好のビールだが、瞠目すべき事象が出てきた。

東京銀座の中央通り沿いに5月にオープンしたスタンディングバー「アサヒスーパードライ エクストラコールドBAR」には連日、100人近くが行列をなし、冷たいビールを楽しみに1時間以上も待つ。

一般にビールの飲み頃温度は4~5度だが、マイナス2度~0度まで「スーパードライ」を冷やすとキリリとうまさが際立つ。それこそ酷暑にピッタリだ。

女性が半数を占める行列を見ると「どんな話題のフレンチか?」と思うが、女性が「プハー」っとジョッキを空けるのに対して、男性はちびちび飲んでいるのだとか。女性の新しモノ好きと男性の保守性を示すエピソードだ。

週末には地方からビールファンが押し寄せているという。「普段、新ジャンルを飲んでいる人も、本心はビールを飲みたいはず」(アサヒビール担当者)。低価格ばかりが注目される中、価格軸ではない「飲み方」や「シーン」の提案で、ここまで消費者はついてくるという好見本だろう。炎天下だが、食品の各界それぞれが頭をクールダウンして考えてみる必要がありそうだ。(8/2)