「カテゴリーNo.1」を唱える冷凍食品業界は現在、秋の新商品発表の最中にあるが、ここでもやはりカテゴリーNo.1、重点カテゴリーへの集中と選択がメーンテーマだ。
ニチレイフーズはチキン、米飯、じゃがいもカテゴリーを重点化し、味の素冷凍食品は業務用で鶏加工品と豚加工品に注力、No.1カテゴリーのデザートの充実、米飯の復活に力を入れる
メーカーには「カテゴリーNo.1」を掲げる製品の恒常的な磨き上げに責任がある。そのカテゴリーの育成強化を図るには冷食とは違った温度帯の製品に後れを取らず、消費者やユーザーに徹底訴求されなければならない。
小手先の付加価値アップではなく、競合相手の追随を許さない圧倒的な差別化こそが「カテゴリーNo.1」だ。これまで名前だけの「カテゴリーNo.1」製品が少なくなかった。新たな顧客と新たな事業分野の創出につながる製品こそが「カテゴリーNo.1」」。
10年前の雪印乳業の事件当時に同社の冷食事業の部長だった雪印メグミルクの高野瀬忠明社長は「『カテゴリーNo.1』戦略を当時も掲げていたが、今は少子高齢化時代の中でさらに競争は激しくなり、選ばれるメーカーのみが生き残る。どれだけ集中し、投資も行ってカテゴリーNo.1製品を持つかである。今の多様化の時代に得意分野をもつ重要性は以前より増している」と語っていた。「カテゴリーNo.1」戦略が益々輝きを増している。(8/9)


