これは一般的な社員食堂の話。最近は社員食堂を受託する給食業者が、委託先との契約内容にある補助金を削られたり、食堂営業から弁当配達に変更させられたり、あるいはコンビニに鞍替えされたり、事業者にとっては辛い状況が続いている。
一方で、このところの人材難から、食事の作り手側の人手不足を理解し、利用者の自社社員に対し、これまでの食材費代だけの支払いから、プラス加工賃代として50円~100円を上乗せする改善案を了承する企業も現れたと聞いて頷いた。
今の時代の昼食代感覚は、どうも400円が一つの基準ポイントらしい。それ以上高いと喫食率は低下するし、その範囲内だったら、福利厚生の担当者も話し合いに臨むようだ。
ところで、社員食堂で提供されるメニューへの喫食率は、大雑把にいって定食が50%、あとの50%はうどん・ラーメン・カレー・丼物というのが一般相場。
しかし、受託先の給食企業の行う粗利計算でいくと、半数が食べている定食はトントンで、うどんやラーメンの利幅が実は大きいという。なお、カレーはルウだけでも1食あたり100円以上もかかる上、ご飯物は具材費にいろいろ付加されるために難しい面がある。
ということで、主に麺類が稼ぎ頭だったのは面白い。ちなみに定食作りは調理人の腕が必要だが、麺類はマニュアル化ができるためにパートでも賄える。この差も当然、収支に大きく反映されてくる。(11/05)


