ホーム > コラム > vol.19 生みの苦しみを乗り越えろ

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コラム

生みの苦しみを乗り越えろ

冷凍食品メーカーの来春に向けた値上げ意向が加速度的に強まっている。既に値上げ発表をした冷食メーカーには、流通の反応に苦心しているところもあるようだが、大勢は来春実施に向けて各社各様の対応を図っている。まさに本番はこれからだ。


概ね卸では「世界的な原材料の値上がりに加えて、生産サイドでこれ以上の合理化の余地はないと判断できれば値上げは通る」と見る。

 

加えて、一般新聞の家庭欄の食品値上げに対する消費者の反応も客観的に報じるものが増えている。朝日新聞では食品メーカーの値上げ意向に対する2560人のモニター調査で75%が「仕方ない」と回答。「限界まで企業努力したなら、やむをえない」の声や、逆にこのままでは「値段維持のために危険な原材料を使われたり、産地を偽装されたりするのではないか」といった見方を紹介している。

 

当の冷食メーカーは「価格の変更は原材料の価格動向を一品一品よく精査して単品ごとに施策を講じる。12月下旬には新商品のプレゼンも始まる。その段階で新たな価格の提案を行い、1月に正式なレリースをして来春からの値上げを目指す」ところも。


消費者、流通の価格変更理由の理解を必要とし、卸のオペレーションの変更も大きい間題だ。また、店頭の売価表示変更などもあるので、しっかりした協力要請と実施時期の慎重な判断をしていきたい。生みの苦しみを乗り越えて欲しい。(11/26)