ホーム > コラム > vol.21 米国産牛肉、輸入条件の緩和を

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コラム

米国産牛肉、輸入条件の緩和を

国内でのBSE発生、そして米国でのBSE発生による米国産牛肉の輸入停止により、3年間に渡り牛肉の相場高が続いたが、いまそのツケが回ってきている。


今年に入って、牛肉の消費が低迷し、例年この時期は年末需要が強まるのだが、今年はまだその兆しがみられず、国産の牛肉相場低迷したままとなっている。

 

牛肉消費低迷の要因は、長期に渡った相場高で、末端量販店の荒利率が低下したため、牛肉売場を縮小したことによる小売での需要低迷、そして原料事情の悪化から焼肉需要が冷え込んでしまったことと言われている。つまり、この1年間に牛肉の消費離れが進んでしまった。


一方、生産農家段階では、素牛高、配合飼料価格の高騰で生産コストが上昇する一方で、牛肉相場が低迷し、採算割れに追い込まれつつある。相場の低迷が長期化すれば、今後の牛肉生産に悪影響を与えかねない。

 

米国産牛肉が止まって、この3年間は相場高で生産者も潤ったが、その反動で消費離れが表面化し、今度は採算割れの状況に追い込まれている。これまでのBSE騒動は何だったのか、考え直す必要と同時に、牛肉の消費回復の手立てを講じる必要がある。


その有効な手段としては、米国産牛肉の輸入条件の緩和しかない。供給を安定化させて消費の回復を待つしかない。これが、結果的に国内生産の安定化にもつながるはずだ。(12/10)