ホーム > コラム > vol.28 安心・安全、安定供給とコスト意識

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コラム

安心・安全、安定供給とコスト意識

日本気象協会によると今年の桜の開花は、2月は平年並の気温だが、3、4月は暖かくなる予想で、平年より3~6日早くなる見通しとか。2月初めまで寒い日が続いただけに開花の便りが待たれるが、今年はちょっぴり花冷えが堪える花見となりそう。

 

花見といえばお酒、そのお酒が焼酎に続いてビールが値上げされ、即席めん、パスタ、パンなどの小麦粉製品、油・調味料、ハム・ソー、チーズ、牛乳など加工食品の相次ぐ値上に、「花見どころでは」とのため息が聞こえてきそうなときに、中国・天洋食品社製の冷凍餃子の食中毒問題の発生で、値上どころか加工食品の安定供給さえ不安視される事態に。

 

昨年は国内での相次ぐ偽装問題の発覚で改めて安心・安全、正直が問われたが、健康面での実害はなかった。しかし、今回の中国の冷凍餃子事件は実害が発生しており、徹底した調査による原因究明と二度と起こさない安全への管理体制の確立が求められるところであるが、そのためにはコストがかかる。

 

偽装問題は許されることではないが、その背景にはコスト競争が少なからず影響している。安心・安全、高品質を維持するには当然コストがかかる。コストアップ分を的確に製品価格に転嫁できなければ作れないし、買えなくなる。

 

生産者から消費者までの各層が的確なコスト意識を持たないと食品の安心・安全、安定供給が確保できないことを、改めて考えさせられる今回の価格改定である。(2/18)