ホーム > コラム > vol.29 一体感で乗り越えろ

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コラム

一体感で乗り越えろ

冷凍冷蔵機器の総合レンタル&販売を行なうコスモ企画(大橋洋行社長)は1月17日、埼玉県鳩ヶ谷市の本社事務所兼倉庫を全焼した。電気系統の漏電による出火で事件性はなく、急きょ隣接ビルにあった休憩室を仮設事務所とした。


同社は大橋社長が89年に設立、年商5000万円から毎年10%前後の増収を続けて8億円企業に成長した注目株。

 

大橋社長は「大手得意先をつくらず安定需要で拡大してきた。従業員60人のうち23人は社員で、人材教育に力を入れ、現場における納期・あいさつ・約束厳守などを通して信用第一でやってきた。その結果、出火当日は混乱もあったが、午後に立入り解除がされると、皆がヘルメットをかぶり建物内に入って焼けた書類を取り出し、若い女性従業員も夜中まで事務作業に徹したお陰で、顧客に迷惑をかけずに済んだ。むしろ自分の方が必死な従業員の姿を見て『この会社は大丈夫だ』と勇気付けられた」と目を細め、危機に直面した従業員の一体感が伝わり本当に感無量だったと話した。

 

「皆で知恵と汗を出し、一夜で立派な仮設事務所を造った。だから、やはり企業は人。自分の会社という思いがあるから何かあれば『やろう』という気持ちになる。この結束力でいつか上場を目指したい。企業は社員の、業界に貢献できるものであるべき」と熱く語った。 


偽装、値上げ、ギョーザ問題と食品業界を覆う大火事だが、この一体感で乗越えていければと思う。(2/25)