ホーム > コラム > vol.3 値上げ待ったなしの秋商戦に

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コラム

値上げ待ったなしの秋商戦に

「中国、EU圏以外の商品を如何に開発し、輸入するかが課題になっているが、米国や東南アジア諸国はすでにほぼ一巡しているので簡単にはいかない。加えてバイオ燃料問題で世界的に穀物、農産物相場そのものが上昇しておりコストアップは必至。

 

秋以降は製品価格を値上しなければ供給そのものが厳しくなる」と需給を不安視する声が卸筋から高まっており、中国の安心・安全問題、ユーロ高の円安が日本の食料需給、市場価格に影響しはじめている。

 

中国産農産物については、以前から残留農薬問題、異物混入問題など安心・安全問題が指摘されていたが、最近の中国国内での相次ぐ異物混入、偽証事件は安心・安全がどうとか言う以前の問題で、消費者離れが深刻に。

 

一方、EUのユーロは一時の80円台から最近は170円近くまで急騰、大幅なコストアップになっている。そこで、「中国、EU圏以外で安心・安全で比較的割安な商品を開発し、輸入するしかない」となるのだろうが、一時的に可能であっても経済のグローバル化が一段と進む中で近い将来といえどもは安定的に輸入を確保することは極めて厳しいことは言うまでもない。

 

安心・安全な食品を安定的に確保するためには、何より必要なのはコストに見合う買価が払えるかどうかである。コストアップを商品に添加できるマーケットの構築が急がれる秋商戦になりそう。(8/6)