ホーム > コラム > vol.36 子どもが就きたい業界に

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コラム

子どもが就きたい業界に

真新しいスーツ姿の若者が目立つこの時期は、大きなランドセルを背負ったピッカピカの一年生が元気に通学する季節でもある。ランドセルのクラリーノを製造するクラレが、購入者から子どもが将来就きたい職業と親が子どもに就いてほしい職業を毎年アンケート調査している。

 

予想通り男の子が希望する職業のトップは「スポーツ選手」がダントツだが、その比率自体は親も含めやや減少気味のようだ。親が子供についてほしい職業は、92年の調査開始以来、「公務員」がトップを続け、不祥事続きで3年連続だった漸減傾向から微増に転じ、「会社員」のランクは変わらず「エンジニア」は5位から9位へダウンしている。

 

女の子では、「パン・ケーキ屋・お菓子屋」の1位、「花屋」の2位は不動で、「芸人・タレント・歌手・モデル」(3位)と「教員」(5位)の順位が入れ替わり、看護師の比率が下がっている。親が女の子に希望する仕事は多少の順位移動があっても、看護師・公務員・保育士・教員・医師で定着している。

 

子どもが就きたい職業の中で、食品関連では、パン・ケーキ屋のほかは、「板前・コック・すし職人」が入っている程度だ。食品産業と言っても会社員に括られるかもしれないが、子どもたちが食べ物業界に入って仕事がしたくなるような業界ではありたい、20〜30年後はその子たちの時代が必ず来るから。昨年来のような偽装や不祥事続きでは、如何ともしがたい。(4/14)