このほど日本冷凍食品協会の定時総会が開催された。天洋食品事件を受けて失墜した冷凍食品の信頼回復への諸方針が示された。新会長の浦野光人ニチレイ会長の手腕とともにその成果に期待したい。
冷凍食品ブランドの失墜からの対応は、1メーカー、関係各社ごとでは限界がある。冷食協への期待と注文も多いはずだ。同時に関係者はあの手、この手を考えなくてはならない。ここでそれに加えてもらいたいことを挙げてみたい。
1つは冷食協の地域組織を作ること。地域のリーダー的な会社を幹事役に、エリア独自の活性化策を作り実行する。冷食協本部の全国情報と各地域の情報をキメ細かく照らし合わせ、地域の成功例を全国に紹介する。活性化へのエリアマーケティングや原材料、商品情報やアイデアを募り、著しい成果を挙げた地域組織の活動には協会としての表彰も考えられる。
もう1つは冷食業界でこれから20年、30年と生きていく30歳代~40歳代の若手メンバーの知恵を集めること。協会の中に若手部会を作り、今の難局打開へ頭をひねってもらうのはどうだろう。自分の将来の飯のタネ、きっと色々考える。
3つ目は他の食品業界との交流を密にすること。売場に立ちすくむ消費者の背中をポンと押せる名案があるかもしれない。 イエローカードを突きつけられた冷凍食品ブランド。レッドカードにしないため、善は急げ。(6/9)


