小容量化がユーザーニーズを掴む傾向が見える。昨年からの食品値上げのなかで、単純な値上げでは販売量の減少が危惧されるという理由から、量目変更で対応する品目がいくつか見られた。畜肉製品、乳製品、菓子類などが代表であり、ある程度の成果を得ているようだ。その一方で、ユーザーの選択により、小容量化が進む品目がある。
例えば醤油は通常品の1リットルの減少傾向が続く中で、500ミリリットルは値上げ後にシェアアップとなる商品があるなど健闘している。味噌も1kgから750gへ変更したことで売上げを伸ばした商品がある。
またカップ麺では、年初の値上げに合わせて容量を少なくし、販売価格を抑えたいわば「値上げ対応商品」が通常品に伍して上位に名を連ねている。食用油も1500gから1000gへの移行がみられる。また量販店では生鮮品の販売単位や惣菜の量も小容量化が進んでいる。
食用油やカップ麺などのように販売価格が安いから小容量化に向かうという理由がある一方、新鮮なうちに使い切りたい、1回で食べられる量がいい、少量ならいいものを使いたいという理由も、今回の値上げを機に表面化したのではないか。
2~3年前まで「人口減、高齢化社会への対応」が食品業界のメインテーマのように言われた。しかし原料高騰と相次ぐ不祥事で、忘れられた感があったが、その答えの1つがはからずもでてきたようだ。(7/14)


