ホーム > コラム > vol.57 米国大豆は早霜の懸念も

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コラム

米国大豆は早霜の懸念も

本紙は08年8月24日から31日まで、アメリカ大豆協会が派遣した日本醤油協会・全醤工連メンバーによるアメリカ大豆調査団に同行し、ミネソタ州などの農場を視察し大豆の生育状況を聞いた。

 

それによると、全体的には1~2週間生育が遅れているが、順調に推移すれば平年並みの収穫が期待できるという。しかし収穫時期の遅れで、早霜があった場合は大きく影響を受ける懸念もある。記者自身も、一部ではかなり生育が遅れている印象を受けた。シカゴ大豆相場は9月8日現在で12ドル前後で推移しているが、現地の気温も下がり始めており、早霜など今後の動向が注視される。

 

米国大豆輸出協会のマーケティングディレクターであるポール・バーク氏によると、全体的に大豆作付は長雨と低温で遅れ、アイオワ州やイリノイ州では、洪水の影響もあって作付の最終期限である7月4日まで作付できない地域もあった。

 

その後の生育は順調だが、それでも1週間から遅いところでは2週間以上生育が遅れている。このため収穫時期は、9月20日以降になるところが多く、早霜への懸念が強い。

 

これらを踏まえ、同氏は「霜がなければ大丈夫だが、早霜があれば影響は大きい。デンジャラスではないが、懸念は高い」と述べた。

 

例年、収穫時期の天候には気を使うが、食品大豆の需給がタイトでプレミアムが上昇する中、順調な収穫を切に期待する。(9/15)