ホーム > コラム > vol.6 秋の値上げに大きな難問

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コラム

秋の値上げに大きな難問

5月のキユーピーのマヨネーズ値上げ発表から端を発し、その後、ハム・ソーセージ、チーズ、マーガリン、チョコレートなど続々と各メーカーが値上げを発表、秋商戦は値上げラッシュになるのではないかと見られている。

 

しかし、8月上旬にイオンが全商品での原則価格維持または値下げの方針を打ち出し、さらに売れ筋のNB(ナショナルブランド)100品目について年内(一部は1ヵ月以上)価格凍結を宣言した。希望通りの値上げができるか微妙になってきた。

 

イオンによると6月の住民税増税以降の買上げ点数下落が大きく「このタイミングで値上げは出来ない」との説明だ。またメーカーは万策尽きて止むを得ず値上げを判断したにもかかわらず「メーカーは手を尽くしていない」とまで言っている。イオンにとってはお金を出してくれる消費者だけが大切で、商品供給者は恩も義理もない単なる納入業者なんだろうか。

 

私の旧知の小規模な会社の経営者は「商品を買ってくれる人は大切なお客さんだが、原料・商品を提供してくれる人はもっと大切なお客。お金を払うほうが偉いという考え方ではいい会社にはなれない」が持論。

 

実際その会社のある祝賀会で、上席に納入業者が並んでいたことを思い出す。規模が違うとはいえ、日本一の小売グループには通用しない考え方のようだ。イオンの今回の価格凍結は顧客うんぬんより、PB(プライベートブランド)強化のために値上げは認めないと言った方が納得しやすい。(8/27)