嗜好飲料といえばまずコーヒーが頭に浮かぶ。次に紅茶だ。ところがその市場規模の違いは大きい。
大雑把に言ってコーヒーはレギュラー、インスタント合わせて3000億円近い。かたや紅茶市場は茶葉、ティーバッグ合わせても400億円といったところ。紅茶の根強いファンはいるのだが、どうも裾野が広がりきらない。
ところが最近、紅茶が注目を浴びてきた。街の紅茶専門販売店が活気づいている。東京・六本木や自由が丘などにある店は女性客で賑わい、デパートの紅茶売り場も、香りに誘われて足を止める買い物客が少なくない。
ファストフード店、コーヒーショップチェーンでも紅茶への関心を高める。フレッシュネスバーガーが、今年8月からオーガニック紅茶を導入すれば、スターバックスは、今月下旬から2アイテムを新発売する。タリーズコーヒーでも新たなブランドを立ち上げる。
ティーインストラクターの力も大きい。1300人以上が日本紅茶協会に認定され、年間1600回を超える紅茶セミナーを開催している。ティーインストラクターの最高峰、マスターティーインストラクターも今年初めて誕生した。
紅茶が日本に上陸して100年。今さら焦る必要はない。ゆっくり、じっくり紅茶ファンを作っていきたい。(12/15)


