内食化の進行の中、調味料の小容量化が1つのトレンドにもなっている。少子高齢化社会に対する食品業界の1つの答えでもある。
その背景には原料価格の高騰のなかで、単価ダウンによって少しでも買いやすい設定を実現したいという、メーカー、流通サイドの考えもあるようだ。食用油の1リットル入りや味噌の750g入りなどの小容量化は、主に価格対応が目的であり、主力容量が小型化した。
しかし、最近需要を伸ばしている醤油の500ミリリットルは主力の1リットルが特売攻勢をかけているにもかかわらず、消費者は新鮮な期間内での使い切りを目的に、多少割高でも購入しているのが実態だ。
他にも500gが主力のマヨネーズに350gを投入したキユーピーの成功例もある。春の新商品では、缶入りトマトソースの半量のパウチ入り(カゴメ)、使い切りパックの焼き肉のたれ(キッコーマン)などの例も出ている。
しかし依然として現在の主力容量が「特売の花形」であり、少容量タイプは定番型で、特売の対象になることはまだ少ない。グラム単価が多少高くても小容量タイプが売れているのは、消費者のニーズをつかんでいるからだ。そうした点をしっかり理解して、このまま大切に小容量タイプの市場を広げていくのが賢明だろう。
さらに家族人数や使い方によって、商品本来の風味を楽しめる期間内に使い切れる容量を示すくらいの姿勢が必要になってくる。(2/9)


