ホーム > コラム > vol.8 日本酒の国際化の可能性

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コラム

日本酒の国際化の可能性

日本酒の輸出が引き続き好調だ。昨年の日本酒輸出量は前年比7.7%増だったが、今年1〜6月は11.1%増と、昨年の伸びを上回るペースで推移している。

日本酒の輸出は2002年から毎年増加を続けており、06年は01年に比べ45.6%も増えている。この流れからすると今年下半期を含め、来年以降も好調な輸出が続くものと見られる。

 

この好調を牽引しているのが、全輸出量の1/3を占め、最大の輸出先であるアメリカ市場だ。アメリカ向けは、日本酒輸出が過去最大だった96年以降、10年連続で増えている。最近でも05年が前年比14.6%増、06年が11.9%増、今年上半期も18.1%増と2桁増が続く。

 

日本酒が特にアメリカ市場で伸びているのは、寿司の浸透によるところが大きい。寿司は今や「sushi」として国際語となり、日本発のインターナショナルフードになったが、特にアメリカでの広がりは他の国を遥かに凌ぐ。アメリカでは、その寿司の後を日本酒が追いかけだしたのだ。

 

日本酒は、インターナショナルリカーとはまだまだ言いがたいが、世界で最も情報発信力があるアメリカで伸びているということは、日本酒がインターナショナルリカーの一角を担う可能性が出てきたということだ。アメリカ市場での好調を足場に欧州市場をも巻き込み、少しでもインターナショナルリカーに近づくことに期待したい。(9/10)