ホーム > コラム > vol.90 得意製品の訴求弱くない?

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コラム

得意製品の訴求弱くない?

08年度の冷凍食品市場は、家庭用が前年比8%減、業務用がやや前年割れといった水準だった。

09年度は冷食から離れた消費者を取り戻し、新たな顧客を獲得する取り組みに注力したい。その推進役が新商品であり、新カテゴリーの開発である。しかし、これより優先して取り組むべき課題がある。冷食の優位性を消費者に改めて知ってもらい、メーカー各社が得意とする商品をもっとアピールすることである。

冷凍食品協会がかつて実施した調査では、冷食に保存料を使っていると思っている消費者が6割もいた。また、冷食が5割引販売できるのは原材料に何か問題があるからと思っている消費者が少なからずいた。冷食の新たな顧客を増やすにはこれまで何となく見逃していたこうした冷食への誤解を解く取り組みが必要である。

もう一つはメーカー各社が得意とする強い商品をさらに強化することである。味の素冷凍食品の責任者は、新聞に「エビシューマイ」の全面広告行った反応として、消費者から「どこでエビシューマイは売っているの?」の問い合わせが続いたことを明かした。30年以上販売し、業界№2の商品を知らない消費者がいる。

強い商品をもっと消費者に正面から訴求することが大事で、今はまだ業界全体で弱い。自信を持って「召し上がって下さい」と言うべきだ。新商品も大事だが、冷食の特性を知らせ、得意商品を堂々と消費者に訴求してこそ伸長する。(6/1)