ここのところ豆腐の売れ行きが良くない。家計消費調査による購入数量は2月が6.4%減、3月は5.3%減、4月は4.3%減と低迷が続く。
先日、日経MJ紙が、09年上期のヒット商品番付を発表したが、食品では内食化と節約志向を反映して、「もやし&ひき肉」が番付入りを果たした。共に低価格でおいしく、栄養価も高い。しかし、豆腐も低価格、おいしい、栄養価も高いと遜色はない。それなのになぜ売れないのだろうか?
量販店ではPB(プライベートブランド)と値下げばかりが話題になり、売場の下段では38円、48円など低価格な豆腐が恒常的に並ぶ。また、賞味期限も伸びて、より食べやすくなっている。賞味期限が延び、安くなったのは消費者には大きなメリットだが、現実的には家計消費に現れているように逆に消費は減少している。豆腐自体の商品価値が下がってしまい、内食化が進み、しかも低価格であるにも関わらず、消費者は「豆腐離れ」を起こしていると懸念される。
こうした中で関東地域の各県豆腐組合で構成する関豆ブロック協議会(柳本会長)が、秋にも「関東豆腐まつり」(仮称)を開催することを決めた。「何もしないとじり貧になる」との危機感のもと、2011年の東京豆腐フェアの前哨戦として、また豆腐需要拡大の起爆剤として実施するとしている。こうした積極的な取り組みの積み重ねが活性化につながると期待される。(7/6)


