昨年7月以来、都内のスーパーで福島県産牛肉が販売されるのをなかなか見ないが、スーパーベルクス(本部=東京都足立区、25店舗)では、昨年10月から福島県産牛肉「磐梯和牛」を継続して販売、特に毎月第3土日は通常の半額で販売している。
現在、福島県産牛肉は、首都圏の大手量販店では扱われず、福島県内のスーパーなど限られた店舗だけで販売されているのが現状だ。これが、福島県産牛肉の相場回復を阻んでいる要因とも言える。同県出身の記者としても憂慮しているところだが、こうした中で、出荷制限が解除された直後の10月から販売を再開、現在も販売を継続する同社の取組みが注目される。
スーパーベルクスでは、15年前から「磐梯和牛」を販売してきた。福島県の出荷停止で販売を一時停止したが、生産者からの「出荷先が無いと牛舎が空かず、生産が継続できない」との要請を受け、販売の再開に踏み切った。もちろん全頭検査が行われ、セシウムが25ベクレル以下の商品のみを販売する。
実際、このまま大手量販店で販売されず、流通が滞留したままでは、福島県の牛肉生産は継続できなくなる。現在、同県の牛肉は、全頭検査し安全な牛肉しか出回らない体制が構築されている。ベルクスでも、社内で反対もあったが、安全性、美味しさを理解して自信を持って販売している。ぜひ、他の量販店も販売再開をお願いしたい。(2/6)


