4月9日から12日までの4日間にわたって開催される「中部パック2008」の実行委員長を務める。今回で16回目の開催となる同展示会は、1979年から隔年で開催しており、包装機械や食品機械、物流機械などが展示される中部地区の産業見本市として定着している。「出品社のため、会員のため、来場者のためという3点を基本にして、一つも逃すことなく成功させたい」と意気込む。
前回の「2006中部パック」では、「粉体工業展名古屋2006」と初の同時開催を行った。210社736小間が出展し、来場者は5万4872名に上った。「今回は“食と包装ものづくり、元気な中部が提案します”をテーマに、昨年を上回る6万人の来場者を目指す」。
今回も粉体技術工業技術協会と共催することが決定し、一昨年10月に実行委員会が発足した。中部包装食品機械工業会メンバーが全員参加したほか、粉体技術工業技術協会からも実行委員が加わり、小間数750小間、入場者数6万人を目標に準備を重ねてきた。
「前回を大幅に上回る規模での開催が決定した」というように、2月19日現在で226社、765小間の申し込みがある。今後の広報活動では、新聞広告や前回と同様にラジオ広告を展開し、出品各社や関係諸団体にポスターの掲示を依頼。名古屋市内では関係企業に直接招待券を配布する。
また、西日本からの来場増加を図り、大阪商工会議所に入場券の配布の協力を仰いだ。関西では来年の2月まで大きな展示会がなく、東京までは行きづらいという声もあるため、積極的な売込みを図る。「新規出展も増えた。名古屋地区での展示会に対応していただく出品社に、展示会の効果を実感してもらうためにも来場者増加の対策を行う」と集客に力を入れる。
今回は特に、特別講演会を充実させた。「おいしさを科学する」や「健康食品開発戦略」、トレーサビリティーをテーマにした「ICタグでの生産管理」など時代に即した内容で、講演会の準備を進める。出品社によるプレゼンテーションセミナーでは、中部パック出品社8セッション、粉体工業展出品社18セッションの計26セッションを実施し、新製品や新技術の発信を行う。
会期中には包装相談コーナーを設置して、包装機械に関する技術一般や容器・包装材料に関する相談に応える。また、初の試みとして「中部パック視察&トヨタ自動車工場見学ツアー」を企画。「成功させるためには、主催者側と出品社とがお互いに創意工夫して展示会に望むことが大事」と強調する。
出展に目を向けると、安全・安心・省資源を追及した製品や技術展示がなされ、特に環境への工夫がなされた出品が増加した。
製菓製パン用機械メーカーのジャパンシステム社長としては、「この業界は全体的に設備投資が落ちており、当社の業績も昨年は横ばいだった。今後もユーザーのニーズに沿った特別なものを作っていく」。(2/28)
村田逸人(むらた・いつと)
ジャパンシステム(愛知県小牧市、製菓製パン機械メーカー)代表取締役社長。1991年に中部包装食品機械協同組合に加入。その後、幹事を経て1998年に理事就任。前回開催された「2006中部パック」では広報委員長を務めた。4月にポートメッセなごや(名古屋市)で開催される「2008中部パック」の実行委員長として準備を進める。


