「キリンビバレッジの本来持っている素晴らしいDNA(遺伝子)をさらに磨くとともに、これからの時代に必要な新しいDNAを作っていく。社員一丸となり、新しい時代に羽ばたいていきたい」と語るのは、キリンビバレッジの齋藤信二社長だ。
同社は新「生茶」(2月26日発売)と、80周年を迎える「キリンレモン」(3月11日発売)の販売促進に全社を挙げて取り組んでいる。両商品の発売に向けた体制として、社長直轄の「DNAプロジェクト(ダイナミックニューアクションプロジェクト)」を発動し、商品の展開を通して、キリンビバレッジのDNAを見つめ直すプロジェクトを進めている。
これには、実際の店頭での露出活動(大量陳列)も含まれており、発売時には全社員が販捉活動などに加わる。社員間の連携を強めるとともに、これまで以上にキリングループが連動する取り組みとなっているのが特徴だ。
新「生茶」の発売時には、全国の量販店で一斉に大量陳列を実行し、都内のショッピングセンターでサンプリングを社長自ら行うなど、強い意気込みを示した。
齋藤社長は、「今まで以上に買い場対策を強化していく。良い物を作り、テレビCMを作っても、買い場が出来ていなければしょうがない。POPとともにボリューム感をつけてPRしていかないと、埋もれてしまう。全社一丸となり、お客様にわかりやすい買い場を作ろうと動いている。店舗の協力を頂きながら、当社の営業マン、キリングループ会社のキリンマーチャンダイジング社が連携し、自販機の装填でもキリンビバレッジグループ会社である各地の自販機販売会社と連動して早い入れ替えを行った。さらに、内勤の社員も参加して全社員が顧客にわかりやすい買い場作りに動いている。自販機・量販店とも、全社を挙げて全員営業で走り回っている所だ」とした。
DNAプロジェクトは、新商品の拡販だけでなく、新生キリンビバレッジに向けた取り組みでもある。「今までの延長線上ではない、新しいカルチャーを自ら作ることが大事だ」と齋藤社長は話す。
「これからはもっとキリングループトータルの会社の力を合わせて、開発、製造、営業をやっていきたい。キリングループ全体でコラボレーションが縦横無尽にできるようなカルチャーを作り、従来にはない商品にもチャレンジしていきたい。営業面で言えば、まだまだうちの会社は価値営業が出来ていない。価格から価値へのカルチャーを持った営業スタイルを作り上げることにも取り組みたい」と意欲的だ。
「全員で汗をかき、額に汗して“生茶”と“キリンレモン”を売っていく。これは、昔からある素晴らしいDNAをもっと磨こうということにもつながるもの。この2製品の導入には社員全員が汗をかいて取り組んでいく。過去のDNAを磨き、新しいDNAを作る。これからは両方併せてやっていくことが重要になる」。(3/13)
齋藤信二(さいとう・しんじ)
愛知県出身。1948年生まれ。71年キリンビール入社、97年マーケティング本部首都圏営業本部埼玉支社長、01年酒類営業本部九州地区本部長、03年執行役員酒類営業本部九州地区本部長、05年常務執行役員酒類営業本部九州地区本部長、05年常務執行役員酒類営業本部西日本統括本部長、06年常務執行役員国内酒類カンパニー営業本部長。07年3月キリンビバレッジ代表取締役社長。


