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米と流通(月刊更新)

米と流通2012年1-2月号

インタビュー

農林水産省 生産局農産部 今城健晴部長

集荷不安のない米供給に努める

――今年の抱負を。

今城 米については、平成24年産米の生産数量目標を配分したところですが、その24年産が安定供給されるよう、生産者・消費者とも不安を抱かないような仕組みを、早く示していきたいと考えています。その上で、価格状況もよく注視しながら、安定的な供給がなされるよう対応していきたい。麦については、前述した通りルール通り取り組むしかありませんが、国際的に作は悪くありませんので、それほど心配しているわけでもありません。粛々と対応していきます。

全農 山岸嘉春(米穀事業担当)常務

全農に対する信頼をさらに強固なものへ

――米穀事業改革については?

山岸 全農に対する販売委託は、構造的に減少している状況にあります。米消費の減少に加えて流通自由化の流れのなかで、生産者・JAとも「自ら売りたい・売れる」ことが広まってきつつあるわけで、そのなかで全農自身が農家の手取りを確保するという役割を発揮していかなければ、ジリ貧になっていくのは目に見えています。消費者に近づいて国産米を安心して食べていただき、その成果を農家に還元できるようにすることが重要です。

全米販 木村良理事長

卸自身も変わらなければならない年

――まず昨年を振り返って、どのような?

木村 昨年と言えば、やはり東日本大震災を抜きには考えられません。震災をきっかけに、米穀卸売業界も自らの仕事を考え直さざるをえなくなっていると思います。今でもそうですが、ともかく米が売れない。ところが、欲しいコメは不足気味で昨年より高い。ということは、どこかで売れているわけで、私ども中間流通業の存在意義が改めて問われているのではないか。端的に言えば、消費者への直売の増加ですが、そうしたことが震災後、顕在化したように思います。

(株)神明 藤尾益雄社長

2020年に売上高2500億円目指す

――新年の抱負は。

藤尾 言い続けていることですが、2015年に売上高2000億円、営業利益30億円、2020年に売上高2500億円、営業利益50億円が目標です。2020年には、外国産米を含め、100万tを扱いたいと思っています。社長に就任して5年が経ちますが、これまで財務強化を進めてきました。単体ベースですが、自己資本比率は(15%から)40%を超えています。有利子負債も半分以下にしました。スリム化し筋肉質となって、新年はスイッチをバチッと切り替えます。シェアアップ、新規事業を積極的に進め、攻めに転じたい。守りも大事ですが、攻めなければ勝つことはできません。本当の意味でスタートを切った、そういう年にしたいと思っています。

木徳神糧(株) 平山惇社長

コメが世界をグルグルと回るような展開を

――新年の抱負は。

平山 米穀業界ではすでに、玄米を精米に搗精して売るだけでは経営が難しくなってきています。当社では機能性を持ったコメをドンドン作って売っていきたいと思っています。また、海外のマーケットを拡大したいと思っています。そのためにも、国内では20ha規模の農家を増やして、コメをドンドン作ってもらいたいと思います。中国では、水不足でコメの増産は難しくなっています。日本の美味しい米を中国市場で販売する、低価格の市場にはベトナムやタイで作った米を販売していく。コメが世界をグルグルと回るような展開を想い描いています。

揺れ動く福島産米

東日本大震災・原発事故に伴う福島産米の放射性物質問題は、昨年から今年にかけ、大きく揺れ動いた。福島産米の放射性物質をめぐっては、暫定規制値を玄米1kg当り500Bq、土壌から玄米への移行係数「0.1」、土壌残留基準を1kg当り5000Bqと決めた上で、4月の「作付制限」、8月の「予備調査」、9月の「本調査」と3段階で臨み、結果的に暫定規制値を上回る例が出なかったため、関係者をほっとさせたものだった。全ての調査が終わり、超過玉が検出されなかったことから、福島県知事に至っては「安全宣言」(10月20日)まで行ったほどだ。ところが11月16日夜、中通りにあたる福島市内の大波地区(旧小国村)で生産されたコシヒカリから、630Bqの放射性セシウムが検出「されてしまった」ところから、事態は転がり始める。

トピックス

青森・岩手・山形の県本部、概算金引き上げ

<加工米センター>取引対象を「米穀全般」に拡大

<東大>カドミウムを輸送する遺伝子を発見

人事異動・機構改革

<ミツハシ>代取会長に三橋社長、代取社長に木津副社長

<全農>1月1日付機構改革で「パールライス部」新設

新商品・イベント

<ビジョンバイオ>食品DNA鑑定体験セミナー参加者募集中

<サタケ>「無洗米GABAライス」おにぎり販売店、開店

<木徳神糧>低たんぱく米「越後シリーズ」にカルローズ登場

<フクナガエンジニアリング>高品質フレコンバッグの新ブランド「PROmisy」

<サタケアメリカ>ホンジュラスで精米工場建設

<ビジョンバイオ>放射性物質の核種検査「検出下限値の選択可能」に

<日米連>大阪府民の「いっちゃんうまい米」は広島ひとめぼれ

違反

(株)ポオトデリカトオカツ、JAS違反

沖縄の生産者・當山清林氏、有機JAS違反

(有)今源商店、JAS違反

コシおにぎりに一部ハナエチ混入を自主公表、ローソン

(株)日新ライスにJAS法に基づく「指導」

ケンベイミヤギがJAS違反、米トレサ法で改善指導も

訃報

山﨑誠三氏(元(株)ヤマタネ社長)

荒田盈一氏(元日米連専務)

日出英輔氏(元自民党参議院議員、元農水省農産園芸局長)

平成23年産水稲収穫量(確定値、農林水産省)

連載シリーズ

「お米マイスター&料理店」
兵庫県尼崎市のたこ焼き屋
お米マイスター:「宮崎米穀店」尼崎市大物町
料理店:「たこ焼き たこふく」 尼崎市神田中通
笑いのまちのたこ焼きランチ
気軽に集うみんなの店
米屋から有機食材全般の扱いへ
産地と連携強く魅力的な店
「壁耳空耳時事放談」
野田改造内閣、背水の陣の船出
衆院解散のXデ―は6月下旬の会期末か
「斜めからもの申す」好調の辛口論評
生産・流通の現状を再認識する
「ライスネットの相場展望」
ライスネットワークの相場展望V.117
慢性化した裾そ物不足、代替は?
消去法で残る外国産を使う「勇気」
西やんの"米飯(めし)"のはなし
第1回~"お寿し"の話~
「元気な米屋」
(株)米寅/入野店
浜松市西区入野町
「米売れ筋POSランキング2011年10月」
 
「資料」
・平成22~23年産米の相対取引価格(農水省)
・平成23年産米の相対契約累積数量(農水省)
・民間在庫の推移(農水省)
・平成23年11月の家計調査
・小売物価統計(東京都区部のみ)平成23年11月分
・12月~1月のBBN米価