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麺業界(月刊更新)

2010年3月号

麺業界展望~この人に聞く!~
杉浦製粉 門 善彦 社長
独特の麺文化を育てていきたい

――厳しい環境の中、どのような対策を?

門 有名外食店とコラボレーションした商品は引き合いが強く、好調だ。生麺とスープをセットしたもので、価格は2人前で300~398円としている。愛知県や岐阜県などの人気ラーメン店・うどん店のメニューを4アイテムほど商品化している。また、販路を拡大することも課題にしている。それには賞味期限の長い商品が必要だ。生麺で14日~30日くらいの賞味期限の商品を展開していくことで販路を拡大していきたい。

また、業務用の学校給食については、子供たちに麺を食べてもらえることがうれしい。学校では麺類メニューが人気のようで、地元の人たちは子供のころから当社の麺になじんでいただいており、うれしく思っている。当社は安城市にあるが、供給能力などの問題から、名古屋方面にも供給している。給食の食数の規模は5千~1万食くらいで大規模だ。その食数に対応できるメーカーはあまり多くはない。当社は小ロットから1万食規模まで対応でき、それは強みの一つだと考えている。

(中略)

独特の麺文化を大切にしたい

――どのような商品が求められていますか。

門 やはり国産原料使用製品の引き合いが強い。県内産原料の商品も地場スーパーなどからリクエストされる。こだわり商品として、すべて県内産の原料を使用してほしいという話もあったが、メーカーとしては安定供給と価格面で折り合いがつかなかった。しかし、そういった話は多い。同じ愛知県でも三河と名古屋は違う。地場産の食品に力の入っているところも、そうでないところもあり、一概にはいえないが、愛知県にはきしめんや味噌煮込みうどんなど、独特の麺文化がある。それらをもっともっと育てていきたい。

――今期の計画は。

門 調理麺は具も多く、原材料費も人件費もかかる。労働集約型産業のようなものだ。経費削減の余地はまだまだ残っていると考えている。

地場を対象に展開してきたが、そこから脱却し、販路を拡大していかないと売上は上がらないだろう。新商品だけで売り上げを伸ばしていくことは難しい。我々が持っている強みを最大限に活用することが大切だ。

(中略)

――業界の展望は。

門 愛知県という、きしめんに代表されるような、独特の麺文化のあるところに会社がある。そういうものをひとつの糧にして伸ばしていきたい。それは財産だと考えている。まだまだPR不足なところを感じる。全国的に愛知の麺を食べてもらえるようになるのが理想だ。

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