09年家計消費 食料支出大幅減に (02/08)
低価格品への移行、節約志向現れる
本誌は総務省がこのほど発表した09年12月の家計消費支出をもとに09年の全世帯(全国2人以上の世帯)の食料消費動向をまとめた。それによると、食料消費額は89万6129円で前年比1・0%減と、デフレや節約志向を裏付ける大幅な減少となった。また消費支出に対する食料支出の比率は25・6%と前年比0・2ポイント上昇した。消費支出が1・7%減少したことが遠因とみられる。項目別では穀類、卵乳類、油脂・調味料が増加したが、魚介類、肉類、野菜・海藻は減少。内食系比率は44・6%で前年比0・1ポイント低下した。
昨年の消費支出は、収入減から1・7%、額にして6万円以上減少したことから食料支出も1・0%、9428円減少した。07、08年と2年連続増加から一転、大幅な減少となった。PB品に代表される低価格商品への移行や、必要なものだけを購入するなど消費者の節約志向がはっきりと表れた。消費支出に対する食料支出の比率は25・6%と前年比0・2ポイント上昇した。食品は一定量の購入が必要であり、他の分野での節約は食品以上であったことが想像に難くない。
食料支出を上期と下期に分けてみると、上期は0・6%減にとどまっていたが、下期は1・6%、7000円近く減少した。下期で前年クリアは9月の0・1%増だけで残りの5カ月は前年割れ、特に11月、12月は2・5%と減り幅が大きかった。「11月以降、急激に冷え込んだ」というメーカー関係者の言葉を裏付ける結果になった。


