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食品産業新聞(月・木更新)

2010年4月期政府売渡麦価、平均5%引き下げ

農林水産省は2月26日に2010年4月期の輸入小麦の政府売渡価格を主要5銘柄平均で5%引き下げることを決めた。製粉各社はこれを受け、小麦粉出荷価格の改定を行う見込みだが、比較的小幅改定となる模様だ。ただ、内麦高の外麦安の状況が更に拡大することになり、内麦の需要減退の可能性も出ている。

引下げ率はパン・中華麺用の米国産DNS(ダーク・ノーザン・スプリング小麦)4%、主にパン用のカナダ産1CW(ウェスタン・レッド・スプリング小麦)8%、パン・中華麺用の米国産HRW(ハード・レッド・ウィンター小麦)、日本麺用の豪州産ASW(オーストラリア・スタンダード・ホワイト)、菓子用の米国産WW(ウェスタン・ホワイト小麦)が5%。

10年4月期の外麦の平均5%引下げの結果、内麦との価格逆転状況がさらに拡大することになる。平成21年(2009年)産内麦では、流通量が最も多い北海道産「ホクシン」で5万8230円(22年産5万5910円)、パン用の春小麦である「春よ恋」で8万8580円(22年産9万1130円)、麺用の香川産「さぬきの夢2000」は6万8782円(22年産6万5006円)と、内麦の割高感が増している。

製粉メーカーでは「09年10月期の外麦の平均23%引下げ実施以降、年末から今年2月まで内麦の需要が減速し、売行きにブレーキがかかり始めている」との声も多い。一部メーカーでは、内麦使用製品を終売とし、外麦使用製品に切り替える動きも出始めている。