日本ハム代表取締役社長 畑佳秀氏

日本ハム代表取締役社長

畑佳秀

はた よしひで

1958年5月20日生まれ、兵庫県出身。81年3月香川大学経済学部卒、同年4月日本ハム入社、08年4月経理財務部長、09年4月執行役員同、11年4月同同情報企画部担当、11年6月取締役執行役員同、12年4月同常務執行役員グループ経営本部長、経理財務部・IT戦略部担当、15年4月代表取締役副社長執行役員コーポレート本部長、18年1月代表取締役社長就任。趣味は音楽鑑賞・楽器演奏(ギター)・ウォーキング。

日本ハムは末澤壽一前社長の辞任に伴い、畑佳秀副社長が1月29日付で社長に就任。畑新社長は2月2日、大阪本社で開催した代表取締役の異動に関する記者会見で、「責任の重大さに身が引き締まる思い。ニッポンハムグループがこれからもみなさまから選ばれる企業となるように役員、従業員が1枚岩となり、全力でまい進する。私自身は不屈の精神と決断力、気概をもってつとめたい」と意気込みを語った。そして、「現在のニッポンハムグループを取り巻く外部環境は国内総人口の減少、少子高齢化の進展など大きく変化している。また、経営環境は原材料、燃料価格の高騰などで厳しい状況が続いている」と現状に危機感を募らせた。

畑新社長は08年4月に経理財務部長となるなど、経理財務の経験を豊富に持つ。また、グループ事業の内容を財務視点だけではなく、12年4月からはグループ経営本部長、15年4月からはコーポレート本部長として、計6年間行った経験も有する。それらを生かし、今まで以上にグループ各社の従業員、経営陣との交流にも「注力する」考えだ。

現在は、18年3月末までの「新中期経営計画パート5(新中計パート5)」の総仕上げの段階にある。新中計パート5では「国内事業の競争優位性の確立」と「グローバル企業への加速」の2つを経営方針としている。そして、この2つを支える屋台骨として、「『高次元の品質No.1経営』を掲げている」と話す。今回の社長就任にあたり、「今後の経営の方向性を『持続的な変革』と『あくなき挑戦』の2つを軸としている」と軸となるキーワードを語った。

「『持続的な変革』では前社長が確立した経営基盤をベースに、ビジネスモデルの変革をグループ全体視点でさらに進め、強固な収益基盤を構築する」。そのうえで、「さらに人についての変革と組織風土改革を行いたい」。そして、「2つ目の軸『あくなき挑戦』は、企業理念にある『食べる喜びを基本のテーマとし、時代を画する文化を創造し、社会に貢献する』ことへの"あくなき挑戦"である」と説明する。

次の中期経営計画(4月1日開始)については、「次のステージへ駆けあがるための3カ年と位置づけている」と重要視していることを強調。「変革を続けていき、挑戦というところでしっかりと将来を見据えたものにしてゆきたい」考えだ。テーマは、「未来につなげる仕組みづくり」で、「グループが持続的に成長、発展する仕組みを長期的視点に立って構築してゆきたい」と方向性を述べた。

最後に、「社長である自分自身が変わらなければ、役員や従業員に変化を求めることはできず、会社は変わらないと認識している。まずは自己変革を行う。自己変革の答えは現場にあると考えている」と決意を語った。