サントリー食品インターナショナルの「クラフトボス」は、17年4月「ブラック」、同年6月に「ラテ」、18年6月に「ブラウン」を発売した。すっきり飲み続けやすい味わいやスタイリッシュな容器デザイン、ITワーカーをターゲットにしたテレビCMなどにより、缶コーヒーをあまり飲まない若い世代や女性に支持された。同商品の好調を受け、他メーカーのPETコーヒー参入が続いており、新潮流を作った開拓者といえる。

中味は、厳選した豆を使用し、焙煎・抽出・調合まで豆の特長を生かしてレシピを決定。抽出された5種類のコーヒー液をブレンドし、独自の清澄行程で雑味を極力除去し“澄みわたるコク”を実現。約200の工程は、雑味を抑える多段階抽出エスプレッソや香りを豊かにするエスプレッソ抽出など、25年培ったBOSSの技術を生かした。

17年は1000万箱を販売し、飲料新商品で最大のヒットとなった。18年計画は、年初に1500万箱としたが、7月に2000万箱へ、11月には2600万箱へ上方修正している。

〈食品産業新聞 2018年12月3日付より〉