コプロ「AJS2018年秋期商品・用度合同展示会」開催 商品開発45周年、拡販に注力

「AJS2018年秋期商品・用度合同展示会」会場
オール日本スーパーマーケット協会の商品・サービス支援を担う、コプロ(大阪市)は23日、パシフィコ横浜(横浜市)で「AJS2018年秋期商品・用度合同展示会」を開いた。コプロ提案ゾーンでは各部門の新商品のほか、今後の取り組み企画を紹介した。NB出展ゾーンには400社以上の企業が出展した。

2018年度の商品取り組みとして〈1〉開発領域拡大の深耕〈2〉既存商品・企画の活性化を継続・進行〈3〉単品量販商材の育成、拡販――を掲げる。

具体的に〈1〉開発領域拡大として▽産地開発(原料開発)、サプライヤー開発を進める▽共同仕入れを拡大する(会員企業の成功事例を活用)▽品質、コスト追求のための数量確約の活用▽安定供給への取り組み――を掲げる。〈2〉既存商品の活性化では▽更なるコスト追求(原料マーチャンダイジングへの取り組みなど)▽「おいしさ」「健康」切り口商材の強化を、〈3〉単品の拡販では▽45周年増量企画商材の売り込み▽重点売込み商材の更なる販売力向上を――それぞれ掲げている。

食品部門ではPB「くらし良好」新商品(10月1日発売)のオリーブオイル1Lを軸に展示したほか、9月~2月のNB商品企画を提示した。AJSグループ全体で対象商品の拡販を強化する企画だ。

冷食では9月に日清フーズのマ・マー超もち生パスタ、ザ・パスタ、10月に日清食品冷凍スパ王、もちっと生パスタ、11月にニチレイフーズ特から、2月に日清食品冷凍もちっと生パスタ――を対象商品とする計画だ。

惣菜部門では「中華飯店」と称したブースを中心に展開。8月1日発売した1個50gのジャンボ焼売「AJS肉焼売」を紹介した。各店舗の成功事例14例の概略をパネル紹介したほか、「まーるいたこ焼き」を中心にスナックの単品拡販を提案した。

そのほか農産部門では北海道産のレトルトとうもろこしやホウレン草、高糖度のかぼちゃを、畜産部門では配合飼料を工夫した「ノンメタポーク」を、水産部門では本マグロ、真鯛、ブリの養殖魚を、それぞれ中心に据えて紹介した。

商品開発45周年のくらし良好販促企画として今年度は、4月に「春のくらし良好フェア」を53社の参加で実施、6月には42社の参加で対象商品の7日間連続拡販企画「くらし良好販売コンクール」を実施した。今後「くらし良好フェア」は10月と1~2月に実施。11月に販売コンクールを実施する。

〈食品産業新聞 2018年8月30日付より〉