FR好調、7社が増収増益 外食12月期中間決算

本紙は上場外食企業の2015年12月期第2四半期決算と15年5・6月期決算概況をまとめた。第2四半期では11社中7社が増収、営業増益を達成した。ファミリーレストラン(FR)大手2社が好調、大雪のあった前年と比べて、穏やかな日が多かったことも各社の収益を押し上げた。利益面では円安による原材料価格の高騰や人手不足が深刻化するなど、厳しい経営環境が続いており、各社一層のコスト削減に努めた。

国産にこだわった高単価メニューの投入で既存店売上高が3・8%増と好調だったのはトップのすかいらーく。主力「ガスト」はグランドメニューの価格を平均100円引き上げたが、客足が落ちなかった。同じくFRのジョイフルも新店増加で減益となるも既存店売上高は1・3%増となった。

一方、FR「ロイヤルホスト」を主力とするロイヤルホールディングスは、同業態の客単価を上げたことで外食事業が減収。ただしインバウンド需要などで好調だったホテル事業、コントラクト事業がけん引し、増収2ケタ増益を達成した。

営業損失が183億円(前期営業利益は35億円)の大幅赤字となった日本マクドナルドホールディングスは、昨年来の中国チキン問題などが引き続き尾を引いた。上期の既存店売上高は前年同期比27・5%減、同客数は18・8%減。既存店売上高については、7月度が前年同期比12・6%減で、減少幅に回復傾向(6月度は同23・4%減)が見られることから下期は前年超えを見込む。店舗投資などビジネスリカバリープランを推し進めていく。

その他好調だったのは、ダイナック、アークランドサービス、ペッパーフードサービスなど。レストランを主軸に展開するダイナックは、倶楽部ダイナック(顧客会員カード)による販促活動などにより、既存店の前年超えを達成。アークランドサービスの主力とんかつ「かつや」は、キャンペーン効果とフェアメニューの投入が2ケタ増収を導いた。ペッパーフードサービスは好調が続く「いきなりステーキ」の出店拡大が大幅増収増益に寄与した。

一方、6月期決算を見ると、苦戦しているのは居酒屋業態で、「金の蔵」などの三光マーケティング大幅赤字となった。