マクドナルド「クルー体験会」全国店舗で3月15日実施、無料で誰でも、当日参加もOK

マクドナルド「2019年春のクルー体験会」発表会(左から下平副社長、朝日奈央さん、ダンディ坂野さん)
日本マクドナルドは15日、全国のマクドナルド店舗でアルバイト採用キャンペーン「クルー体験会」を実施する。1人約30分で接客やハンバーガー製造などマクドナルドの仕事の一部を体験するもの。17年以降、春と秋に継続して開催し、多くの採用につながっている。外食店では深刻な人手不足が慢性的な課題としてあるが、同社は実際の店舗での体験を通じて仕事内容を理解できる機会を創出し、積極的な採用へとつなげていくという。

昨年は1万5000人が参加した「クルー体験会」は、高校生以上なら誰でも無料で参加できるイベント。事前のエントリーがなくても、当日の来店で参加が可能で、普段利用しているマクドナルド店舗の中の様子を体験できる貴重な機会としても人気を集めている。

体験会実施を前に開いた発表会で下平篤雄副社長は、「約15万人のクルーが活躍するマクドナルドは、学生の卒業などもあり、採用は常時、積極的に実施している。継続的な成長に向け、採用強化を目的に継続して実施しているのがクルー体験会だ。学生や主婦、シニア、そして外国から来ている皆さんもぜひ、気軽に参加して欲しい」と語った。

今回のキャンペーンでは、同社が今年から積極的に導入する接客専門担当「ゲストエクスペリエンスリーダー」も募集。座席への案内や積極的に来店客に声をかけて快適に食事をしてもらえる空間づくりを演出する役割を担う。

発表会にはタレントのダンディ坂野さんと朝日奈央さんが登場。マクドナルドで約10年間のアルバイト経験があり、最高位であるスイングマネージャーまで上り詰めた坂野さんは、「長年働いた経験から、マクドナルドは自信を持っておすすめできる職場。ぜひ体験会に参加してほしい」と呼びかけた。

なお同社は、今春よりクルー教育プログラムの充実と、クルー定着率の更なる強化に向けた取り組みも開始した。教育ツールとして店舗にタブレット端末を使った「デジタル CDP(クルー・ディベロップメント・プログラム)」を導入。クルーが楽しく業務を学習できる一方、新人クルーの習熟レベルを自動で一元管理することで、質を落とさずトレーニング時間を短縮し、業務効率化を実現するという。またクルー卒業イベントや卒業者アンケート、永年勤続表彰制度の導入などクルーのモチベーション向上につながる環境整備にも取り組んでいく。