「DEAN & DELUCA カフェ」脱プラスチックで紙製のふたテスト導入、都内一部店舗で実施

「DEAN & DELUCA カフェ」で紙製のふたをテスト導入
〈地球のことを考えた紙製のフタで「おいしい」を〉
株式会社ウェルカムが運営する「DEAN & DELUCA」(ディーン&デルーカ)は6月15日から、脱プラスチックへの取り組みとして、東京都内の一部店舗で紙製のフタ(リッド)のテスト導入を開始する。数量限定で各店なくなり次第終了。

2050年までに海洋プラスチックごみの流出をゼロにすることが世界共通の目標として共有され、日本では「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」のひとつとして、7月1日にレジ袋の有料化を義務付ける省令改正が施行される。

「DEAN & DELUCA」では、食品の容器包装についても紙などを含む代替素材を利用する取組みを行う。ホットドリンクを提供する際のテイクアウト用カップのプラスチック製のフタ(リッド)を紙製のフタに代替することを検討し、今回のテスト導入を実施する。数量限定のため、まずは都内の一部店舗で行う。

テスト導入で提供する紙製のフタ「STACKING PAPER LID(スタッキングペーパーリッド)」は、プロダクトデザイナーの柴田文江氏の作品をもとに、紙専門商社の竹尾、紙カップメーカーの日本デキシーによって製品化を進めている。カップと同素材の紙製のフタは、内側にセットして使用する。飲む際にリッドを外すことで、コーヒーの色やいれたての香りをたのしむことができる。持ち運びの際はこぼれないようにでき、捨てる際はカップと一緒に分別せずに捨てることができる。

実施店舗は、「DEAN & DELUCA カフェ」(丸の内/青山/BMW GROUP TERRACE/大手町メトロピア)。対象商品は「アーリーバード ブレンド」トライアルペーパーリッド(税別320円)。リッドが内側にセットされるため、通常より少ない提供量となる。