キンレイの17年3月期売上高は、前年比1%増95億円となった。12日、和田博行社長(=写真)らが出席し、4月に移転した東京・新橋6丁目の新社屋で記者会見が開催された。

同社の概況については、4月に就任した青木雅一営業本部営業副本部長が説明した。

青木副本部長によると、同社の16年度実績は、前年比1%増95億円だった。業態別では、CVsが若干減の40億円(構成比42%)、量販店が2ケタ増の25億円(同26%)、生協が前年比プラスで16億円(同17%)、業務用他が微減の約14億円(同15%)だった。「泉北、筑波の工場をフル稼働し、これ以上はできないという数字だった。今月大阪工場が竣工し、今後は生産能力が大幅に増強される」という。なお、利益面について和田社長は「工場がフル稼働というのは利益が出る状態で、目標を超え過去最高だった」とした。

青木副本部長は、各業態についてCVsは「ビッグ3に集約される中で、若干マイナス要因があった。ただ、当社として大きな柱の業態で、CVs企業から評価もいただいている。今後についても心配はしていない」という。

量販店(GMs、sM、Dgs等)は「前期は多少抑えた面もあり、今後フルスロットルとしたいが、人手の問題もあり、全エリアで取り組むには少し時間がかかる」。

生協は「共同購入のチラシへの掲載回数等が左右するという面もあるが、堅調だった。今後も重要視している得意先」とした。

業務用他は「安売り合戦は避け、当社らしさを出し、ご理解いただけるお客様としっかり取り組んでいきたい」という。

17年度は、大阪工場の稼働もあり前年比10%増の105億円を目標とする。

また、市場環境について同社は16年度の冷凍麺市場は前年比1%増の1,800億円、市販用も1%増1,200億円と見る。08年比では合計で31%増、うちパスタが82%増、中華麺23%増、うどん8%と伸びている。一方、業務用も1%増600億円で、05年比13%増と市販用よりゆるやかながら伸長。うちパスタ11%増、焼そば24%増、中華麺22%増、そば11%増、うどん8%増となっており、市販用・業務用とも冷凍麺市場は拡大傾向が続くと見る。

そうした中、同社のシェアは、うどん、中華麺ともに年々拡大。特に中華麺が伸長し、従来鍋焼きうどんを主力としており、売上が冬場の下期に偏る傾向があったが、平均化が進んできているという。

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