ヤヨイサンフーズの黒本聡社長は5月31日記者会見し、16年度事業総括と17年度事業の方向性を語った。 黒本社長は「16年度は(旧ヤヨイ食品と旧ニチロサンフーズの)統合3年度目の最終年度として新生ヤヨイサンフーズの基礎固めの総仕上げに取り組んだ」とし、売上高は前期比2.3%増371億円、営業利益35%増9億1,000万円と予算(売上高370億円、営業利益9億円)を、「統合3年目で初めて達成した」とした。売上高は15年度のCVSルートの減少が16年度も影響したが、CVS以外は好調、「CVSルートは17年度には完全復活する見通し」。営業利益は畜肉原料、エネルギー費が改善したことと、「統合3年目で社員が一丸となりコストダウンを図ったことにより35%増益を確保できた」と述べた。 カテゴリー別動向は、ハムカツ64%増、エビカツ38%増、「ソフリ」14%増、ウィンナー・ソーセージ類9%増、煮魚類7%増、ポテトコロッケ6%増、グラタン6%増、デザート 類2%増。一方CVSの定番が外れたクリームコロッケ5%減、メンチカツ5%減、一部PBなど外れた餃子5%減、外食チェーンから外れた丼の具9%減。 市場別には中食が2.4%増、給食ルートは学校、施設給食が好調で4.3%増、外食は3.5%減。中食のうち量販店惣菜は前期水準だが、CVSは後半回復し、厳しかった15年度比では18%増、テイクアウト弁当16%増。給食のうち、学給は6.5%増、施設給食3.6%増。 17年度は「5つの経営方針を軸に事業展開する」と話した。経営方針は①安全安心で働きやすい職場環境の整備②収益重視に向けた仕組み作り③生産拠点の検討④新しいビジネスモデルの検討⑤CSR活動。17年度計画は売上高6%増390億円、営業利益22%増11億円。 黒本社長は「売上高は16年度比約20億円増と大きいがCVSの復調が牽引し達成可能。営業利益も11億円必達を図り、これで統合前の2社合計の数字に近づくことになる。その上で、早期に売上高400億円、営業利益12億円、営業利益率3%を達成したい」と意気込みを語った。