マルハニチロの16年度連結決算、業務用食品(加工)ユニットの売上高は前期比1.3%増986億円、営業利益は3倍弱の23億円の増収増益。うち、マルハニチロ業務用食品部の販売実績は連結売上高の半分強を占め増収、利益部分は約三分の二を占め大幅増益だった。連結会社は他にヤヨイサンフーズ、デリカウェーブ、サングルメ、N&Nフーズなどで、サングルメとN&Nはマルハニチロ業務用食品部からの販売がほぼ100%。

大西宏昭執行役員業務用食品ユニット業務用食品部長(=写真)は、「16年度の業務用マーケットは比較的良かったが、当社の業務用販売は1%増。上期は苦戦し、下期に100%を超えた。上期の苦戦は15年後半の値上げが16年度上期まで影響した。

利益面は輸入品が約半分とウエートが高く、為替メリットがあり、また、自社工場稼働を追求したマネジメントにより生販で利益のとれる商品を拡大、人手不足に対応した商品の開発も進んだ」としている。

重点とした3業態は、量販店を中心に惣菜が1%増、インバウンド26%増、介護食15%増だった。惣菜は上期が厳しく90%半ばだったが、下期に盛り返した、インバウンドと介護食は16年度通じて好調。また、他の業態では外食は、居酒屋は厳しいが、FF、外食大手ユーザーに大型商品が入りプラス、給食は横ばい、CVs惣菜は9%増と伸長。

大西部長は「介護食はマーケットが大きく伸びており、それに合わせ介護食のトップメーカーとして当社はお客が使いやすい商品を開発している。インバウンドは、インバウンド需要が高い商品71品をピックアップし、朝のホテルバイキングを中心に、日・英・中・韓の4ヵ国語のメニュー実例を載せた専用パンフレットを作り、お客の利便に応えた。今後さらに内容の充実を図り、インバウンド需要に応える」と語っている。

17年度連結ベースの業務用食品(加工)ユニットの売上高計画は2.6%増1,012億円、営業利益は「固く読んで」(大西部長)20億円とした。「業務用食品部の販売予算は1%だが、マーケットは全体で2%増(外食1%増、中食3%など)、マーケケットシェアを上げるためにも3%以上の目標で営業活動を進めていく」考えだ。17年度の4月は厳しかったが、5月は順調、6月も半ばまで順調で「第1四半期は3%増が見込める状況」としている。

17年度の重点3業態は、惣菜は16年度後半からの動きが順調に続き、インバウンド、介護食も引き続き伸長している。

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