日本水産は6月28日開催の定時株主総会と取締役会で、15代目新社長に大木伸介氏を選任したが、18日、社長就任の記者会見を行った。

大木新社長は「メーカーとして良い会社になる」と述べ、抱負を次のように述べた。「当社は差別化できる技術力があり、さらに技術力に磨きをかけ、差別化された商品を持ったGood Companyを目指す。そのため①現実的でチャレンジングな風土を作る。トップダウンではなく、下から持ち上げる現場の近いところから発想する会社を目指す②効率化された生産体制。今の冷食工場は2.5直、3直などこれ以上生産できない工場がある。再整備、新工場で効率化を目指す③健康と美味しさを追求する研究・開発体制④サステナブルな資源アクセスの強化の4つをベースに、今後の成長のキーとなる4つの取り組みに力を入れる。売上げなど規模の拡大も大事だが、4つのベースを追求すれば規模の拡大は成るものと考える」と抱負を語った。

また、今後の成長に向けたキーとなる4つの取り組みについて次のように説明した。「①国内人口減少への対応は、『独自技術で新カテゴリーを開発し、差別化を図る』。食品事業の冷食は10%のシェアだが、独自技術による新カテゴリーと既存カテゴリーを開発する。差別化商品によりシェアップを図ることが国内人口減少に対応するキー。②水産事業の養殖の高度化は、育てるだけではなく、美味しさにこだわった技術が大事。③海外市場の成長は、アジア地域での『ニッスイ』ブランド商品を3年間で現地生産販売を行うこと。現在の海外市場の販売比は33%。④ファインケミカル事業の拡大は、鹿島新工場の稼働と海外販路拡大に取り組む」(詳細次号)。