尾家産業は22日、大阪市のマイドームおおさかで、「三ツ星食材のご提案」をテーマに「2018年秋季提案会」を開催した。181社が出展し、約1,000人が来場した。同提案会を皮切りに、全国15会場で開催し、合計7,000人の来場を見込んでいる。

開会のあいさつで尾家亮会長は、「第1四半期は増収増益でクリアできた。現在、様々な事業所の新築移転を続けているが、これも順調に進んでいる。皆さんの支援の賜物。下期もなんとか予算を達成すべく頑張りたい」と話した。

続いて尾家啓二社長は、「17年の外食市場規模は25兆6,500億円となり、6年連続で前年越えとなった。外食市場はまだまだ伸びる余地がある。この提案会も市場の活性化の一助となるよう、成果を記録更新していきたい。前回の提案会では、出展した商品だけで11億円の成果が出ている。その前は9億7,000万円で、実施するごとに成果が上がっている。案内したものがユーザーに広く受け入れられている証拠だ。今回のテーマは、『三ツ星食材のご提案』とした。自慢のメニューを是非PRしてほしい」と呼びかけた。
尾家産業・尾家啓二社長

尾家産業・尾家啓二社長

特別企画「三ツ星鍋博+〆のデザート」では、肉メイン、魚介メイン、野菜メイン、変化球の4カテゴリーで尾家産業のPB商品を1つ以上、冷凍野菜を1つ以上使用した43ものメニューを提案。昨今の青果の相場高に対して、安定した価格で簡単に使用できる冷凍野菜を使用したメニューとして、ケンコーマヨネーズは冷凍ポテトと冷凍ほうれん草を使用した「ごろごろポテトとほうれん草のグラタン鍋」を提案。クリーミーなグラタンテイストにバター風味のじゃがいもでコクをプラスした一品となっている。また、変化球として守山乳業のパンナコッタを使用した「冬のフルーツパンナコッタ鍋」を紹介。パンナコッタの甘さとフルーツ果実の相性が抜群とし、大勢で食べられる参加型デザートとして試食提案した。また、〆として「タピオカほうじ茶ラテ」も用意し、来場者を賑わせた。

「やさしいメニュー」ブースでは、「ベジ×フルーツ」と題し、1皿に野菜と果物を盛り込んだ1メニュー当たり600kcal 以内のメニューを提案。ビーツを使用した真っ赤なSNS映えする「野菜たっぷり真っ赤なビーツカレー」や「チキンとアスパラの洋梨クリームパスタ」など色鮮やかで栄養分も豊富なメニューを紹介した。このほか、PBコーナーでは、同日発売した「SP スマチキ」などの新商品を中心に試食提案した。

〈阪南支店での調達物流でコスト削減を見込む〉
尾家社長は今期の進捗について説明した。4~7月までの売上高は4.4%増の326億円、営業利益も増益で推移しているという。増収要因について、既存の大口取引が順調であることや、注力するヘルスケアフードが2ケタ伸長であることなどを挙げた。ホテル、中食も前年をクリアしたが、今年発生した地震や豪雨、酷暑の影響でビアガーデンは例年に比べ1,000万円ほど売り上げを落としているとした。

6月に新築移転して稼働を開始した大型の阪南支店では、コスト削減を見込んでチェーン店向け商品の物流の集約と、調達物流のトライアルを実施する。小口で集めていた商品を阪南支店で集約して仕入れる調達物流については、現在約180のメーカーに打診しており、今後本格的にトライアルを始めるという。

〈冷食日報 2018年8月24日付より〉