マルハニチロは、19年春季の新商品として、家庭用冷凍食品ユニットでは新商品15品、リニューアル品16品、業務用食品ユニットでは業務用冷凍食品で新商品20品、リニューアル品5品、メディケア食品で新商品19品、リニューアル品17品を発売する。11日、東京・豊洲の本社で新商品発表会を開催した。家庭用冷凍食品はすべて3月に全国で発売。新商品15品の内訳は、食卓品2品(肉ガブッと!2品)、弁当品10品、米飯・グラタン・麺類各1品ずつ。

米飯では、「王様のソテーピラフ 海老とあさりのバターピラフ」(500g)を発売。昨秋発売した「王様のソテーピラフ シーフードと香り立つバター」を刷新して切り替え、新商品として発売するもの。パッケージでは商品特長を示す「海老とあさりのバターピラフ」の文言を大きく表示する。生産は大江工場。

グラタンでは、昨秋より展開する「濃厚ソースを楽しむDELI グラタン」シリーズから「明太ソース&もちチーズ」(1個160g)を発売。博多明太子を使った濃厚な明太ソースとホワイトソースのWソース仕立てで、もち、チーズ、のりをトッピングしてこんがりと焼き上げた。具材のパスタにはソースに絡みすく食感がよい「スピラーレ」を使用。トレイにはカラフルな紙トレイを採用。生産は群馬工場。

麺類では、「新中華街 汁なし担々刀削麺」(288g)を発売。特殊な切刃を使用し、刀削麺の独特な形状を再現した麺を使用し、濃厚なごまの風味に四川山椒が香る汁なし担々麺に仕上げた。生産はマルハニチロ九州。

〈業務用冷食では健康志向「おいしく糖質off」シリーズ拡充〉
業務用冷凍食品では、昨秋から展開する糖質オフの「おいしく糖質off」シリーズから▽ソース焼そば▽あおり炒め五目炒飯▽カリフラワーライス――の3品を2月~3月に発売。米岡潤一郎副社長は「昨秋発売の2品は、量販惣菜の弁当など順調に採用されている。量販惣菜・外食・産業給食での主食メニューとして、簡便調理ながら低糖質ニーズに応えられるメニューとして広めたい」とする。「ソース焼そば」は、中華蒸し麺対比糖質45%オフの自家製麺を使用。やや甘めのソースで麺と具材を別々に炒め、風味と食感にこだわった。生産は大江工場。

「あおり炒め五目炒飯」は、大麦を使用するなどして白米対比糖質35%オフを実現した中華炒飯。オイスターソースを加えて味に深みを出し、あおり炒め製法で具材を彩りよく仕上げた。生産は大江工場。

「カリフラワーライス」は、白米と比較して低糖質・低カロリーのカリフラワーを白米に見立てて細かくカットした。茶碗一膳分で白米対比糖質90%オフを実現する。生産は海外協力工場。

〈「原料のこだわり、健康配慮などを商品の価値に」=伊藤滋社長〉
新商品発表会開催にあたり、伊藤滋社長があいさつし、要旨次のように述べた。

伊藤社長=昨年は災害が多く、備蓄需要に加え健康需要の高まりもありサバ缶の人気が高まった。世相を反映した“今年の1皿"にもサバが選ばれた。サバ缶がさまざまなアレンジで家庭料理にとり入れられ、加えてイワシ缶も改めて商品価値が認知された。

昨年の冷凍食品市場は、弁当品と業務用は前年を下回ったが、全体としては前年並の動きだった。19年の市場環境に目を向けると、個人消費はなかなか伸びず、働き方改革と人手不足の中、原料資材の高騰や10月に予定される消費増税など大変厳しい環境になると予想される。消費を促すためにも価値ある、魅力ある商品を提供していくことが今まで以上に求められる。春の新商品として、市販用・業務用合わせて71品(※冷食以外も含む)を発売する。細分化した食のニーズに対応し、多くの生活者へおいしい幸せをお届けするために、私たちだからできる原料のこだわり、健康配慮などを商品の価値として感じて頂けるよう、多くの工夫と努力を重ねている。

また、マルハニチロブランドの強化に向け、企業CM「とどく、幸。バリューチェーン」編を今年度企業CM第3弾としてお届けしている。CMでは、当社グループがバリューチェーンの川上から川下まで多彩なイノベーションを通じ、新たなステージに向かっていくことを宣言している。

〈冷食日報 2019年1月16日付より〉