日本水産が1月29日に発表した19年春の新商品のうち、業務用食品では、「本格中華 大粒肉シュウマイ」「ごちそうたらカツ」といった高品質な惣菜を中心に新商品17品、リニューアル品3品を2月1日~4月1日に全国発売する(一部既報)。販売計画は新商品17品で15億3,300万円、リニューアル品3品で3億9,200万円と設定する。

調理品では、量販店惣菜売場・外食向けに「本格中華 大粒肉シューマイ」(10個400g)を発売。立ち上げ検討にあたり量販店惣菜売場の焼売をリサーチし、求められるニーズは▽上面が盛り上がり、肉が溢れているイメージ▽大きさは40g――と方向性を設定。安城工場に新型成型機を導入し、従来の成型機ではできなかった、肉が溢れるように包める形状を実現するとともに、皮比率を約10%と極力薄くし、肉部分のリッチさを強調する。また、ボリューム感があるため1食食べたときに「くどすぎず、飽きがこず、ごはんに合う」をポイントに、特選醤油、蝦醤、オイスターソース、ホタテエキスを加え、中種の配合を考えたという。

調理方法は蒸す・電子レンジ、生産工場は安城工場、2月1日発売。
 
〈水産フライではプライド賭けた「ごちそうたらカツ」、鯖や監修品も〉

同じく量販惣菜売場・外食向け「ごちそうたらカツ」(50g/90g)は、“白身魚フライNo.1メーカーのプライドを賭けた”という高品質なすけそうだらフライ。白身魚フライ市場は08年比約20%減と徐々に縮小しており、同社は市場低迷の背景をコスト重視→おいしくない→売上低迷→コスト重視・・・といった悪循環があると分析。本当においしい商品で再度市場を活性化させたいという意気込みで投入する商品だという。

原料には、漁獲後すぐに凍結させる船上凍結により旨味成分のイノシン酸を保ったすけそうだら原料のみを使用。身厚の切り身を通常より薄衣で包む中身の美味しさを活かす製法を採用するとともに、研究を重ね自製化したサクサク食感のパン粉を使った。また、従来の白身魚フライと差別化するため、すけそうだらを使用し商品名は“たらカツ”と命名した。

調理方法は油調、生産工場は中国協力工場、2月1日発売。
「ごちそうたらカツ」

「ごちそうたらカツ」

さらに差別化商品として、とろさば料理専門店「SABAR」を展開する「鯖や」が監修する「鯖や監修 さば竜田揚げ」(40枚1,200g)を量販店惣菜・外食向けに発売。日本水産は鯖やグループと、昨年8月1日に業務提携を締結。サバの価値向上につながるメニューや新商品開発および販売などによるサバの新しい市場の創造を目指すとしていた。
 
今回は両社のノウハウを掛け合わせ、脂のりの良いノルウェー産さばを厳選し、塩麴・日本酒で漬け込んで熟成。さらにしょうがの効いた調味液で味付けし、油切れの良い衣で包んだ。「鯖や監修」の販促シールも封入し、惣菜パック販売などで活用できる。調理方法は油調、生産工場は中国協力工場、2月1日発売。なお、鯖や監修ではほかに水産品カテゴリーで漬魚「さばのみりん漬け」「さばの西京漬け」の2品も発売する。
 
ほか、水産フライでは産業給食・量販水産売場向けにMSC 認証取得の船上凍結ホキを使用した「MSC 笹方白身魚フライNZ60」(10枚600g)も4月1日に発売。今春の商品開発ポイントの1つでもある「減少する魚食への対応」の一環として、商品を拡充している。
 
また、高品質な惣菜ではほかに、量販惣菜向けに「本格中華 10品目の具材の春巻35」を、昨年春の50g タイプに続き3月1日に発売。量販惣菜・弁当惣菜・産業給食向けに、北海道産牛乳を使用して風味豊かでクリーミーに仕上げた「デリカ クリームコロッケ(かに入り)60」を2月1日に発売する。
 
〈冷食日報 2019年2月4日付〉