日本冷凍食品協会が10月21日発表した2019年9月の冷凍食品自主検査数量(認定数量)は、前年同月比0.9%増の6万1,169tとなった。7カ月ぶりに前年同月を上回った。市販用が同1.2%減の3万8,445tと4カ月ぶりにマイナスに転じた一方、業務用が同4.8%増と7カ月ぶりに前年を上回ったためだ。

2019年9月の冷凍食品自主検査数量(認定数量)

品目別に見ると「フライ以外の調理」品が0.8%減と3カ月連続のマイナス。そのうち米飯は2.2%減と3カ月連続マイナス。めん類は9.2%の大幅減で、6カ月連続のマイナスとなった。
 
一方でぎょうざは4.9%減と3カ月ぶりに減少に転じた。これは前年大幅増(2割増)の反動減といえる。しゅうまいは1.3%増と3カ月ぶりのプラス、春巻は15.2%増と、2カ月ぶりに前年比プラスとなった。前年2桁減の反動影響もある。
 
ミートボールは8.4%減と再びマイナスに転じた一方、ハンバーグは16.1%増と再びプラスに転じた。ハンバーグの大幅増は前年2桁減の反動影響も大きい。グラタンは11.9%減、4カ月ぶりに前年を下回った。前年2桁増の反動影響が大きい。
 
「フライ・あげもの類」は7.4%増と7カ月ぶりに前年を上回った。そのうちコロッケが6.4%増で7カ月ぶりに前年を上回った。水産フライは1.8%増、畜産フライは8.7%増、「その他フライ類」は18.5%増――とそれぞれ数量を伸ばした。一方でカツレツは6.1%減と7カ月連続のマイナスと不振が続いた。
 
農産物は11.5%減と2カ月連続のマイナス。そのうち、ほうれん草は61.6%増とプラスに転じた。また「その他の野菜」が19.5%の大幅増とプラスに転じたが、そのほかの主要品目はマイナス幅が大きい。
 
ばれいしょは48.9%の大幅減で、2カ月連続のマイナス。前年も大幅減(44.8%減)なので、深刻な不振といえる。トウモロコシは64.1%減、カボチャは65.4%減と大幅なマイナス。豆類は前年大幅増(31.9%増)の反動影響もあるが、30.9%減と落ち込んだ。
 
菓子類は11.8%増と3カ月連続のプラスと好調。そのうちゼリーは9.5%増と2カ月連続プラス、和菓子(13.7%増)と洋菓子(16.8%増)も引き続き好調に推移した。パンも14.1%増と伸長した。
 
菓子類は1~9月累計を見ても、他の主要品目が軒並みマイナスとなる中で6.0%増と健闘している。
 
〈冷食日報 2019年10月23日付〉