おにぎり「金芽米でつくった!」鶏五目・牛焼肉を発売/日本水産2020年春夏新商品

日本水産「金芽米でつくった!鶏五目おにぎり」「魚介ブイヨン仕立てシーフードピラフ」
〈市販冷食は新商品17品・改良品5品〉
日本水産は、2020年春夏の新商品として、冷凍食品では市販用冷凍食品の新商品15品・リニューアル品6品、業務用食品の新商品17品・リニューアル品5品を3月1日(業務用は一部異なる)、全国で発売する。常温食品・水産品など合計で新商品63品・リニューアル品11品、合計74品を発売することとなる。1月28日、都内で新商品発表会が開かれ、浜田晋吾代表取締役専務執行役員らが新商品概要や開発背景などについて説明した。

冷食以外も含めた全体のコンセプトは“食シーンを豊かにする「食卓応援団」”とし、現在の「社会課題」「消費者ニーズ」「ニッスイの強み」をかけ合わせ、多様なライフスタイルに対応した新たな価値と市場を創造するとしている。

市販用冷食では、市場ニーズの変化に対応し、食卓での冷凍食品の利用機会拡大を目指して商品を投入。女性の社会進出が進む中、「忙しい女性へのお役立ち」として、子どもの朝食利用拡大に向けて「金芽米でつくった!」おにぎりシリーズ2品を投入。また、女性が満足するお昼ごはんに向けて「バルごはん」シリーズ3品を発売する。

また、高齢化社会が進む中、「働くシニア世帯へのアプローチ」として食卓向け簡便調理品「今日のおかず レンジで作る」シリーズから初の和食メニュー2品を発売。そして、消費増税以降の節約志向の高まりに対して「弁当品の品揃え強化」を行う。

ほか、調理の簡便化を担う素材として、農産品で家庭用の冷凍野菜を拡充するとともに、同社として初の冷凍フルーツ3品も投入する。

「金芽米でつくった!鶏五目おにぎり」「同牛焼肉おにぎり」(各6個300g)は、子どもの朝食欠食率が増加傾向にある中、レンジの簡単調理によりワンハンドで食べられることから、忙しい朝の子どもの朝食を意図して開発した商品。「金芽米」は、独自の精米製法で米粒の金芽と、うまみのある亜糊粉層を残しているため甘みやコクがあり、栄養価も高い健康志向のお米。

また、昨春発売のもち麦おにぎり2品は、単身女性の購入率が他の冷凍おにぎり類の2倍以上と、意図した通り、新たな顧客創出でおにぎり市場拡大に貢献。今回の「金芽米でつくった」2品も同様に新顧客創出を狙う。

なお、昨春のもち麦2品は「もち麦が入った!」シリーズとしてリニューアル。8個から6個に規格変更(「金芽米でつくった!」シリーズと同規格)し、冷凍庫でストックしやすいスリムパックにするとともに、売場での面展開を目指す。

また、簡単調理の米飯として、主に女性をターゲットに、既存でも発売していた「バルごはん」を「もち麦入りバルごはん」シリーズとして「パエリア仕立て」をリニューアルするとともに、「魚介ブイヨン仕立てシーフードピラフ」「ドライトマトのチキンライス」(各400g)を新発売。健康志向のもち麦入りとし、豊富な具材と本格風味を楽しめる彩りの良いピラフとして3品で展開する。

〈冷食日報 2020年1月30日付〉