業務用冷凍食品の有力メーカー、ヤヨイサンフーズは「気仙沼工場」を2020年11月に稼働開始し、2021年11月に1周年を迎えた。

同社は前身である旧ヤヨイ食品の1954年から気仙沼に工場を構え、主力工場の1つとしてきたが、東日本大震災の大津波で甚大な被害を受けて稼働を停止した。

気仙沼工場の稼働は同社にとって悲願でもあったという。現実的な形で震災復興を図るだけでなく、最新ラインの導入で生産性も高く、同社としてもさらなる飛躍に貢献するものと位置づけている。

旧工場時代から現地での知名度が高く、地域貢献に積極的に取り組んでいた。新工場でもその想いは変わらず、見学通路を設け地元小学校の社会科見学受け入れも行っている。

従業員も、希望に応じて旧工場から他工場へ転勤した人たちの「帰郷」を受け入れた。また、竣工までの式典には県知事や市長も参加し、地元の期待の大きさが伺える。

稼働から1年が経過する中、ここまで順調な操業を続けている。なお、中長期的には拡張計画もあるという。

〈食品産業新聞 2021年12月8日付より〉